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写真説明:スーパーマーケットの隣で,手芸用品,洋裁などを扱っている店です。
数十年前から店の様子,雰囲気は変わっていません。
店内に入ったことはありませんが、中は狭いはずです。
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朝,店を開けると、バッグ類を店内から沢山、出してきて,
外壁の金具にぶら下げます。
夜,店を閉めるときは,金具からバッグ類を外して中にしまいます。
年老いた夫婦と,少し若い息子らしい身内、3人で片づけています。
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近所の手芸,洋裁関係の店が相次いで閉店していますので
この店は貴重な存在です。
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… … …
カメラの露出を決めるのに,今は内蔵露出計があります。
レンズの絞りもシャッタースピードも機械が自動で決めてくれます。
… … …
露出計算盤が出てきました。組み合わせ円盤に目盛りが付けられていて,
遠景,近景、フィルムの感度,撮影するときの季節,撮影時刻を合わせると,
絞りF××、シャッター1/▲▲秒と出る簡単に計算できる(佐和式露出計算盤…?)。
… … …
撮影する景色を筒のこちらから覗いて,
景色が筒の中で見えなくなるまでダイアルを回して,
見えなくなったところでダイアルを見ると、
その景色に対する露出がわかるという光学式の露出計などありました。
ローライ・オートマットには、カメラの裏蓋に露出表が付いていました。
写真を撮るのに、露出計に頼って機械に露出を決めてもらうとは,
プロの沽券にかかわる。
プロは長年の経験と鋭い勘で写真を撮るのだというのが、当時の風潮でした。
ドイツ製の「コンテッサ」は単独のセレン光電池式露出計が搭載されていました。
メーターで露出を決めるのは素人やることだという雰囲気でした。
私もそういうものかと、ASA50のフィルムを使うときは,F16,シャッター1/50秒,
ASA80のフィルムの場合はF16,1/80秒を日中景色の露出にして,
日陰に入れば,絞りをF11,もっと暗いところはF8にといろいろ計算して
写真を撮っていました。
… … …
セレン光電池を使った,電気露出計は戦前からありました。
戦前の、我が家で父親の引き出しに少し重たいウェストンの
セレン光電池式露出計を見たことがありました。
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戦後,ある日、父親が最新の小型でスマートになった「ウェストン・マスターⅡ」
を持って帰ってきました。
… … …
いよいよカラーの時代が始まる,これからは電気露出計が活躍すると
言うのです。
白黒フィルムに比べて,カラー・リバーサルは露出のラチチュードが
狭いのですが…。
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