カメラの自動露出が市民権を得ますと,
いろいろメーターが出てきます。
カメラのミノルタ(コニカミノルタ)がカメラ以上に計器作りに熱心でした。
テレビがカラーになって色温度の問題が出てきます。
テレビでは,色温度のことをホワイト・バランスと呼んでいます。
スタジオ・カメラのホワイト・バランス調整は、
ミノルタ・アナログ式、色温度計で約2850度に合わせた
タングステン電球でカメラ調整用テストパターを照らしていました。
カラー映画の場合は,アメリカからスペクトラ・スリーカラー・メーター
(カラーフィルムの特性上3200度でした)が主役でしたが…。
カラーテレビ受像機が発売されて、どのメーカーが色の再現性が良いのか、
関心がありました…。
純白の描写とキャッチフレーズの製品もありました。
テレビモニターの色温度を測るメーターがミノルタで作られていました。
テレビ受像機で白の信号を映して,肉眼で白い部分が純白に感じるまで,
色温度を調整していくと、約1万度になります。
肉眼には,1万度で、やっと白と感じるのです。不思議です。
試しに,ディライト・カラー・フィルムの白昼の色温度5900度に
合わせますと,画面が元気のない茶色に見えました。
テレビの画面をディライトフィルムで写すと
テレビ画面の高い色温度の影響で青白く写ります。
正しく描写するには,色温度を下げるTV用のフィルターがありました。
カラーテレビの色温度が意外に高いことがわかります。
スタジオの数多くのマスターモニターなど、
このミノルタのメーターで色温度を揃えました。
… … …
レスポンスの良い感光素子が出て,ストロボの光量が計れる
フラッシュ・メーターがミノルタから発売されました。
最初は高価でした。
欲しかったのですが…。