■【日刊経営マガジン 独善解説】 バイオマス発電
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【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p>
漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。
今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
7月1(月)
政府・日銀:6月企業短期経済観測調査、甘利経済財政・再生相講演
財務省:7月見込み財政資金対民間収支
民間:5月鉄鋼輸出量、6月大手百貨店売上高速報、6月と1~6月の新車・軽自動車販売台数
アメリカ:5月の米建設支出、6月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数
ユーロ圏:5月失業率、6月消費者物価上昇率速報値
中国:6月製造業購買担当者景気指数(PMI)
2日(火)
政府内閣:菅官房長官講演
経産省:7~9月期鋼材需要見通し
厚労省:5月毎月勤労統計速報
日銀:6月マネタリーベース、7月当座預金増減要因見込み
民間:長谷川同友会代表幹事記者会見
アメリカ:5月製造業受注、6月新車販売台数
季節の移ろいを見せる毎日ですが、毎日が変化の日です。今日は何なのかを起点に、経営の視点で物事を見て、徒然に自分の思いを記述した、エッセーとは異なる文章にまとめてみました |
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【経営コンサルタントの独り言】
独断と偏見で、その日のニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。
■ エネルギーの地産地消のすすめ 4 2013/07/02
東日本大震災・原発事故を受けて、自然エネルギーへの関心が高まっています。
「自然エネルギー」といいますと、私たちは風力や太陽光を思い浮かべますが、当ブログでもこれまで、バイオマスや再生オイル、地熱や波浪などの発電を紹介してきました。
原発の解説でおなじみのNHKの水野倫之解説委員が、地域特有のエネルギーを生かして発電する地産地消の 導入拡大に向けた様々な取り組みへの必要性を主張していますので、ご紹介します。
【これまでの記事】
◆1 優れモノのはずである地熱発電所の新設なし
◆2 なぜ地熱発電が火山国日本で盛り上がらないか
◆3 温泉街を発電所にして地産地消に成功
◆4 バイオマス発電
地産地消の自然エネルギーとして注目されている、もう一つの方法が「バイオマス発電」です。
バイオマス発電というのは、あまり聞き慣れない方式と思いませんか?
「1600頭の牛を使います」と言いますと、思い当たるでしょう。
日本一の酪農地帯と言われます十勝地方に、国内最大級の牧場がありまして、そこには全国から視察が殺到しているというのです。
バイオマス発電には、牛の糞を利用します。
牛の糞尿を空気の入らない容器に入れますと発酵してメタンガスが発生するのです。これを集めて、燃やし、発電をします。この方式で発電された電気は、臭いません!!!
酪農家にとって厄介者だった糞尿がエネルギーになるのです。そのために、この牧場では4億円を投資し、発電施設を整備しました。
小規模な酪農業者にとっては、この初期投資は大きいです。
糞尿を使った発電では全国で初めてということで、注目を浴びています。
2013年春からは、電力会社に電気を売り始め、年間8000万円の収入が見込まれています。さらに発電した後の糞尿は臭みがなくなり、肥料として畑にまいても苦情も無くなります。一石二鳥の発電方法と自画自賛をしています。
しかし、良いことばかりではありません。
【今後の掲載予定】
◆5 <最終回>バイオマス発電の課題は克服できるか?
■ エネルギーの地産地消のすすめ 3 2013/07/01
東日本大震災・原発事故を受けて、自然エネルギーへの関心が高まっています。
「自然エネルギー」といいますと、私たちは風力や太陽光を思い浮かべますが、当ブログでもこれまで、バイオマスや再生オイル、地熱や波浪などの発電を紹介してきました。
原発の解説でおなじみのNHKの水野倫之解説委員が、地域特有のエネルギーを生かして発電する地産地消の 導入拡大に向けた様々な取り組みへの必要性を主張していますので、ご紹介します。
【これまでの記事】
◆1 優れモノのはずである地熱発電所の新設なし
◆2 なぜ地熱発電が火山国日本で盛り上がらないか
◆3 温泉街を発電所にして地産地消に成功
地熱発電は、火山国であり、世界第3位の地熱資源国である日本では、今後見直され、新設が進むことがこれまでのことからわかってきました。しかし、まだその開発には課題があるのです。
地熱発電に適した場所を想像してみてください。モクモクと立ち上がるゆけむりといえば、日本人なら「温泉」を想像するでしょう。すなわち地熱発電に適している場所は温泉の近くにあります。
地熱発電に蒸気を取り出してしまうと温泉のお湯が減りますと、温泉関連の地元から反対の声が上がり、中には開発が中止になったケースもあります。
長崎県雲仙市の小浜温泉は、江戸時代から続く湯治場として知られていますので、多くの読者が訪れていると思います。温泉街のいたるところで白い蒸気が見られます。
この地に地熱発電の計画が持ち上がったのは2004年のことです。井戸の掘削が計画されたところ、源泉を持つ旅館の経営者らが猛反対をしました。
温泉が出なくなってしまういうことが懸念されるからです。
その後、事業者や大学、旅館組合が話し合いの場となる協議会を設立して、井戸を掘らずに温泉の湯をそのまま使う小規模な方式が提案され、2013年春から発電にこぎつけました。
地熱発電所の経営も合同で行うことで、旅館の経営者たちも納得しました。
源泉からは100度のお湯をとりだせますが、大規模な地熱発電を行うには温度が低すぎます。
その対応策が練られました。発電所内に、低い温度ですぐに蒸発する液体を循環させ、温泉のお湯だけを利用することで気化する小規模な発電方式です。
安定して発電設備1台当たり30kW前後、120世帯分の電力を賄う能力があります。 2014年からは、電力会社が電気を買い取る予定です。将来的には温泉街に源泉を持つすべての旅館に発電機を置いて温泉街の電気をすべてこの方式で賄うことを目指すそうです。
これまでは、地熱発電といいますと大手の事業者が主体となり、それに対して地域住民が反対運動を起こすという構図でしたが、小浜温泉では小規模ながらも地産地消方式をとり、住民の間に「自分たちの発電所」という意識が持てたことが、問題解決に繋がったと言えます。
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