■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 これまでのあらすじ
<プロジェクトX風に読む> 【ご挨拶】
【小説 新米経営コンサルタント竹根の起業日記】 経営コンサルタントのありし日
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記である。私の分身とも言える友人が、文才のない私に代わって書いてくれることになった。
これから経営コンサルタントとして独立起業をしようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語る。
ただし、ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係のないことである。また、この日記を参考にして生じた君もしくは君の関係者に発生した問題については、当方は一切関知しない。
では、諸君の成功を祈る。
小説・経営コンサルタント竹根好助シリーズは、私の生涯の友人で、私の経営コンサルタント業について、私以上に詳しく理解している作家千平紗門氏の作です。当ブログでも彼の作品の一つを連載したことがあります。
この度、千平紗門氏が、竹根好助の若かりし頃を現代に置き換え、これから経営コンサルタントを目指す人、経営コンサルタント業を始めたばかりの人を対象に、日記風に紹介して下さります。
上記の人だけではなく、すでに経営コンサルタントとしてご活躍の先生や企業の経営者・管理職の方々にも何らかの示唆があると思います。
私の昔話が、現代に置き換わって紹介されるのを読ませていただき、何となくこそばゆい思いをしています。
日記ですので、小説のように起承転結があるわけではないですが、日々、何かを読者の皆さんに感じ取っていただければ幸いです。
【初めてお読みになる方】
初めての方で、これから経営コンサルタントを目指そうという場合には、初回からお読みになることをお勧めします。このブログは、毎日20時30分頃発信するようにしていますが、翌朝7時過ぎに、再掲載もしています。
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【あらすじ】
かねてより経営コンサルタント業に興味を持っている竹根好助は35歳の商社マンである。4月1日に妻にサラリーマンを辞めることを告げたが、エイプリルフールと間違われて相手にされなかった。
通勤途上で、「経営コンサルタント」をキーワードとしてグーグルで検索したところ、トップに表示された「経営コンサルタントへの道」というページが妙に気になり、毎日のように開くようになった。
愛コンサルタントという男のプロフィールをそのサイトから見ることにした。
私は、多分返事は来ないだろうと思いつつも、思い切って、愛コンサルタントにメールを出した。大物から返事が来るわけはないと思いながらも返事を心待ちにしているとメールが愛コンサルタントからメールが来た。それだけではなく、若手経営コンサルタントの勉強会に誘いの声がかかった。
知修塾が開始される前に、愛コンサルタントは貴重な時間を割いて、経営コンサルタント業界などについて親切に、わかりやすく説明してくれた。知修塾は、若手経営コンサルタントが交代で講師を務めて「問題解決手法」という課題に取り組んでいた。
これまで経営コンサルタントというのは、あまりよいイメージを持っていなかったが、この協会の対応や会員を見ていて、それが間違いであったことに気がついた。
経営コンサルタントに特化したメールマガジンが、協会から毎月7回発行されているので購読申込をした。
経営士・コンサルタントという言葉が気になり、また同じサイトを開くと経営コンサルタントの資格についての記述とともに「中小企業診断士だけが経営コンサルタント資格ではない」というショッキングな表現が目に留まった。日本経営士協会が他に知られる著名な組織・団体・会社よりも早く、日本で最初にできた経営コンサルタント組織であることがわかる。
経営士は、実務経験や専門性の高さが評価され、暗記科目的なテストではないという実践的な経営コンサルタント資格であることが分かった。何とかこの資格を取りたいという気持ちが、ライバルを夢で見るほどになったので、日曜日にかかわらず、親友であるライバルでもある秋元に会うことにした。
その様な折に、メールマガジンで「短期資格取得集中講座」という記事を読んだ。秋元もその講座を受講する気になっているので、一緒に受講することにした。
講座受注で取得できるという経営士補という資格が何か、どのような資格なのか、分からなくて悶々としていた。
翌日、受講受諾のメールが届いただけではなく、会員待遇で受講料を支払えば良いという特別な取り計らいがあった。
短期集中講座で経営士補の資格取得にはホームタスクの提出と、それが合格点以上出なければならない。
ようやくまとめたホームタスク、資格取得の二次と三次審査の結果を待つ。経営コンサルタントのバイブルという「経営コンサルタントへの“秘密”の道」という書籍を片時も離せない。経営士補資格取得の合格通知と共に銀バッヂが送られてきた。いよいよ経営コンサルタントとしての道が始まったということを自分自身に語りかける。
ある日曜日、自分が今までとは違う視点で街並みを見ていることに気がつく。それだけではない、仕事上で面会する関係会社の人達の言動を俯瞰的に見ている自分を発見。経営コンサルタントとしての道を歩み始めていることに喜びを感じる。日本経営士協会先輩からも「先生」呼ばわりされる。一方で、経営コンサルタントのバイブルを読んでいるうちに、自分の専門分野とはなんだろう、クライアントをどのように見つけ、どう対応するのだろう等々、悩むことが多くなった。
「経営士・コンサルタントは、経営者と共に悩み、喜ぶ」という言葉は、自分の経営コンサルタントへの姿勢に大きな示唆を与えてくれる。それを実感できるのが、経営士ブログである。毎日複数本のボリュームに驚愕。
前週に、知人の紹介という、開店間もない文具店の店主が、以前の店主の借入金のことで相談に来た。自分の手の終えることではないので、法務部の友人に応援を頼んだ。その時はあまり意識をしなかったが、文具店の店主が経営コンサルタントに仕事を依頼することがあるとしたら、どのようなことなのかということが気になった。
そのような中、日本経営士協会から資格認定関連の書類一式が送られてきた。大きな認定証、会員証と共に銀バッジが届いた。経営士補の証である。その書類の一つに「相談員」制度というのがある。早速気になっていた「経営者はなぜ経営コンサルタントに仕事を依頼するのか」について相談員にメールを出した。ところが、その答えは手元にあった。経営コンサルタントのバイブルともいわれる「経営コンサルタントへの“秘密”の道」という書籍にキチンと書かれていたのである。経営コンサルタントらしからぬ自分の行為を恥じた。バイブルには「経営コンサルタントは経営者の夢を叶える職業」という下りも含まれていた。
私のように、経営コンサルタントを目指す人の参考になればと、ブログに日記を書くことにした。連日、経営コンサルタントについて考えることが多く、材料には事欠かない。
経営コンサルタントとしてのドメインを明確にすることの重要性は知っているが、具体的にそれを自分のものにしようとすると意外と大変である。
経営者が自社の問題がわかっていたり、中には解決策までわかっていたりするのに経営コンサルタントにコンサルティングを依頼すると言うことが私にはわからない。しかも、アドバイスをするだけではなく、時には実務まで手伝うことがあるという。経営コンサルタントの倍ぐるに「経営コンサルタントとは」という一節を見つけることができた。
悩んでいるだけでは前進しないので、とにかく経営コンサルタントに必要な知識習得をすすめようと知修塾塾員登録をすることにした。
【詳細あらすじ】 ←クリック
上記より詳細な、これまで名内容をダイジェストで見ることができます。【登場人物・団体・企業】
◇ 竹根好助
若き日の私にそっくりな男、35歳の商社マン、2013年4月1日に経営コンサルタントとしての独立起業を考える。
◇ 秋元
竹根の大学時代からの親友。教育学部で数学を専攻
◇ 中塩
竹根の隣席にいる一年先輩の同僚
◇ 日本経営士協会
経営コンサルタント業界で最初にできた資格付与・育成の団体。首都圏で「知修塾」という若手コンサルタント育成講座を毎月開催している。
◇ SB社
パソコンソフトウェアの流通業者で出版も手がける
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<続く>
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