kenharuの日記

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柚子胡椒を仕込む

2012-11-01 | 食べ物
庭の柚子の木を見上げると、実が黄色くなりかけている。
「ちょうど頃合だな・・・」
今日は1年分の柚子胡椒を仕込むことにした。

名前は柚子胡椒だが、「胡椒」は入っていない。
柚子胡椒は、柚子の皮と激辛唐辛子と塩を混ぜたもので、九州地方ではごく一般的な香辛料である。
ボクがこれに出会ったのは、ほんの数年前のことだが、今ではわが家の食卓に必要不可欠な調味料になっている。

嗜好品というものは、初めて食べて、ただちに好き嫌いの判断が出来るものではないようだ。
日数をかけて食べ慣れて、やっと分かってくる。
嗜好品メーカーがユーザーテストをする場合は、必ず「一定の期間食べ続けてもらう」という話を読んだことがある。
生まれて初めて一口だけ食べて、その場で良し悪しを決めつけてしてしまうような態度は、一生の損失に繋がりかねないのである。

庭の柚子の木は、駐車場と物置のスキマに生えていて、ろくに肥料も貰っていないから、小ぶりな実が、僅かしかつかない。

しかし、これだけあれば、柚子胡椒をつくるには十分過ぎる量だ。

25個の柚子の皮をすり下ろした。

使うのは、表皮の緑色部分だけ。
削られた柚子は、白いゴルフボール状になる。

粉末になった柚子皮に、重量比5%の塩を加える。
以前に作り置いた激辛唐辛子・・・微塵切りにして5%の塩を混ぜておいたもの・・・と混ぜ合わせて、柚子胡椒作りが完了。

小瓶に詰め分けて、冷蔵庫で数週間熟成させれば、美味しく食べられる。


今回使ったのは、激辛唐辛子800グラム、柚子25個、それに重量比5%の塩。
市販されている柚子胡椒には、たぶん25%以上の塩が含まれていて、猛烈に塩辛いが、自家製のは塩分5%程度に抑えている。
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