今日はウキを手作りした。
数年前に釣り場で出会った、カラフトマス釣りの名人に教わった特殊なウキ。
浮き下が40センチ以下の浅場専用である。
ウキの黒い部分には、板鉛を仕込んである。
名人は、これにダイワの17グラムのルアーを付けていた。
この仕掛けのどこが優れているのか分からないが、ほとんどの釣り人がボウズの中で、名人だけが7~8本を釣り上げた。
浅場の釣りだから、ウキの色や形や挙動が、釣果に影響するのだろうと思う。
実績のある仕掛けは、真似るに限る。
この夏のカラフトマスは大不漁だったが、ボクは名人の真似をすることで、そこそこの成果が出せた。
このウキは、下3分の2が黒い。
サケの場合でも、浅場のフカセ釣りでは、大部分を黒く塗ったウキを使う人が多い。
長いウキの、ほんのトップ部分だけに、目立つ色を塗っている。
水中に没した部分を黒くすることで、魚から目立たないようにしているのだろう。
ウキを作りながら、黒色ではなくて、銀色に塗ったらどうだろうと考えた。
上から水底を見下ろす場合には、確かに黒色が目立たない。
しかし、逆に、水中の魚が水面を見上げた場合には、銀色のほうが目立たないのではないか。
魚の背中が黒くて、腹部が白銀色なのは、捕食者から身を守るための保護色だといわれる。
にもかかわらず、市販されているウキのほとんどが、下半分を黒く塗ってあるのはなぜなのだろう。
製品開発のために、水中に潜ってウキを下から観察する、まじめな釣具メーカーがあったとは思えない。
黒く塗るのは、単に人間の思い込みかもしれない。
しかし、銀色に塗るのが正解だとしても、ウキを買うのは魚たちではなく、「黒は目立たない」と思い込んでいる人間だから、なかなか売れないだろう。
ドッグフードメーカーの人が、「我々のお客は犬ではなくて飼い主です。飼い主に旨そうに見えなければ売れません」と言っていたことを思い出した。
数年前に釣り場で出会った、カラフトマス釣りの名人に教わった特殊なウキ。
浮き下が40センチ以下の浅場専用である。
ウキの黒い部分には、板鉛を仕込んである。
名人は、これにダイワの17グラムのルアーを付けていた。
この仕掛けのどこが優れているのか分からないが、ほとんどの釣り人がボウズの中で、名人だけが7~8本を釣り上げた。
浅場の釣りだから、ウキの色や形や挙動が、釣果に影響するのだろうと思う。
実績のある仕掛けは、真似るに限る。
この夏のカラフトマスは大不漁だったが、ボクは名人の真似をすることで、そこそこの成果が出せた。
このウキは、下3分の2が黒い。
サケの場合でも、浅場のフカセ釣りでは、大部分を黒く塗ったウキを使う人が多い。
長いウキの、ほんのトップ部分だけに、目立つ色を塗っている。
水中に没した部分を黒くすることで、魚から目立たないようにしているのだろう。
ウキを作りながら、黒色ではなくて、銀色に塗ったらどうだろうと考えた。
上から水底を見下ろす場合には、確かに黒色が目立たない。
しかし、逆に、水中の魚が水面を見上げた場合には、銀色のほうが目立たないのではないか。
魚の背中が黒くて、腹部が白銀色なのは、捕食者から身を守るための保護色だといわれる。
にもかかわらず、市販されているウキのほとんどが、下半分を黒く塗ってあるのはなぜなのだろう。
製品開発のために、水中に潜ってウキを下から観察する、まじめな釣具メーカーがあったとは思えない。
黒く塗るのは、単に人間の思い込みかもしれない。
しかし、銀色に塗るのが正解だとしても、ウキを買うのは魚たちではなく、「黒は目立たない」と思い込んでいる人間だから、なかなか売れないだろう。
ドッグフードメーカーの人が、「我々のお客は犬ではなくて飼い主です。飼い主に旨そうに見えなければ売れません」と言っていたことを思い出した。