kenharuの日記

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燻煙の流れ

2012-11-24 | 食べ物
晴れたので、今朝から冷燻の続きをやった。
前回と同様に、外部燃焼室でスモークウッドを燃やして、その煙をアルミダクトで燻製ハウスに引き込んだ。

外部燃焼室の温度がある程度上昇しないと、煙がダクトへ送られない現象は、今朝も見られた。
そして、今回はもうひとつ面白い現象が起きた。

ハウス内に入った燻煙は、棚のサーモンを燻しながら、ゆっくり上昇して、排気塔から外へ出て行くという想定である。
下図の赤矢印が、その流れだ。


ところが、今朝はハウス内に入った煙が下に流れて、最下部のスキマから外に出て行くという、青矢印の流れが発生した。
サーモンのある上の方には、燻煙が回ってくれない。

おそらく原因はこうだ。
日が高くなって外気温が上がると、夜間に冷やされたハウス内の空気は外気温よりも冷たくなる。
このため、ハウス内には青矢印で示した下向きの流れが生じていたのだろう。
流入する煙は、ダクトで十分に冷やされて来るから、この流れに打ち勝つことが出来ないのだ。
熱による上昇気流が生じにくい、冷燻ならではの珍現象である。

理由が分かれば、対策は簡単だ。
ハウス内に設置してある電気コンロのスイッチを入れて、ハウスの温度を、ほんの僅かだけ上げてやればよい。
読みが当たって、たちまち正常な流れに戻った。

今日はスモークウッド60センチぶん、約6時間の燻煙がけをした。
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