冬鳥も 立ち去りかねて 春うらら
というような陽気にようやくなってきたようであります。
冬鳥のはずのジョウビタキはまだ森に居すわっております。
シロハラも冬鳥ですが、繁みの中で見え隠れしております。
ウグイスは高い梢で囀りだして春を告げるのでありますが、
声はすれどもといった風で
鳴いている姿をとらえるのがなかなか難しいです。
エナガは留鳥で、いつでもいすわっているのですが、
葦原の明るい陽射しの中でさわさわっと飛び交っていると
これもまたうららかな春を告げているようであります。
さて、この日は古い友人らの退職やら
還暦やらの祝いにかこつけた集いがありまして
梅田の高いビルのうえに上がってまいりました。
8月には晴れて爺様になるという御仁も
広島から遠路のかけつけで、久しぶりの顔合わせ、
アラ還世代の楽しい酒宴でありましたな。
なべさんなんぞは鳥を追っかけながら、
人生の仕舞い方をあれこれ考えておる日々でありますが、
折り返し点に立った友人方、思いはそれぞれでありましょう。
なおなお元気な様子で何よりであります。