長崎実家付近、公園のナンキンハゼの紅葉。 ↓
長崎の同窓会では奇遇なことが
ひとつありました。
隣に同席した級友Yo君が、
現役のころはそれほど話もしなかったのですが、
話し込んでいると、中学時代の友人が
共通の友人であることがわかりました。
佐賀から駆けつけているYo君はしかも翌日
その友人Yu君と会うことになっていると言います。
Yu君というのは、
なべさんが気がかりになったまま
44年も会わずじまいの友人でありましたから
まったくびっくりでありました。
中学時代に
漫画の同好会がありまして、Yu君は
いっしょにやっていた大事な仲間であります。
中学を卒業すると、
彼は看板屋で働きながら、夜間高校に通い、
卒業すると、
「映画をやりたい」と言って、
東京へ出ました。
以来、その動向のうわさを時折は耳にしていたのですが、
少し気がかりなこともあったわけであります。
(まあ、お互い、人生、色々ありますから。)
ちなみに彼が東京へ出たとき、
看板屋に一人残されるのがいやで、
後から東京へおん出て行った彼の同僚が、
かの「蛭子能収」なのでありますが。
彼もまたわが漫画同好会のお仲間であったのですよ。
そのうちYu君は長崎に戻っている
という話も耳にしたりしていたのですが、
なかなか連絡も取れず、会わずじまいだったのであります。
という次第でありまして、
だからこそ、級友Yo君の話に
大変びっくりしたわけですが、
翌日、もちろんその級友Yo君に
お供させてもらって、めでたく、Yu君との
44年ぶりの再会を果たしたのであります。
平和公園で待ち合わせです。 ↓
時間まで公園内をYo君としばし散策。 ↓
爆心地の原爆の塔。 ↓
こちらが気がかりだったとしたら、
相手のほうも気がかりだったという
同じ思いで、ありがたい再会でありましたね。
今はリフォームの工務店を
息子さんと一緒にやっていて
経営は、しかしかつかつであるとか。
生真面目、一本気な彼のことですから、
実直、丁寧な仕事をしているに違いありません。
ということで、何だか、濃い、
今回の長崎帰省であったのであります。
(実家立ち寄りは、この後ね。)
人間の出会い、再会、ホント偶然というのがありますよね。
でも、そんな偶然も、実はずっと心の中で大切に思っているからこそ起こるのでしょうね。そして、それだからこそよりうれしさがこみ上げてくる。
長崎の平和公園は、もちろん観光地ではあるのですが、広島のそれと比べると、ずっと地味でしょう。でも地味である分だけひっそりとたたずんでいる風情もありますよ。とくにこの写真の爆心地のあたりですが。