僕らの子供時代はプロレスブームでした。
顔面を血だらけにしたレスラーがパイプ椅子を振り回したレスラーが大暴れ。
あはは。
「あれはヤラセなんだよ」と言われれば、「それはそうだ。あんな事を年中していたら、痛いし死んじゃう」と思いつつも、タイガー・ジェット・シンが新宿伊勢丹でアントニオ猪木を襲撃したり、ブルーザー・ブロディが刺されて死んじゃったりしたら(こちらは何がヤラセで何が事件か判るようになってたらだけど)「おいおい、どういう事なんだよ」って思ったりもしました。
でも、今の矢鱈と放送に規制の多さを考えると、いい時代だったようにも思えます。
新聞に載っている愛称は皆、「インドの狂える虎」よりはどなたも半世代上の年齢。
「不沈艦」「テキサス・ブランコ」「超獣キングコング」「千の顔を持つ男」辺りが程よいかと。
でも並べてみると、新聞が選んできた相性は単語が解りやすく秀逸であるように思います。