染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
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十日町大火

2011年06月10日 | 店主の一日

今日は6月10日。十日町大火の日です。明治33年6月10日深夜に現在の本町一丁目辺りにあった機業から起きた火事は市内のほとんどを焼いたそうです。現在はモータリゼーションの発達で十日町も随分、広くなりましたが、当時の十日町は今の中心部くらいの場所で1000戸程。その8割近くを消失したようです。なんでも出火元は前述の六郎いんの日に機を織っていたのでその罰が当たったと云う噂があるのも十日町ならでは。

この梅雨入り前の季節は晴天が続いて心地いいのですが、空気が乾燥していて、なるほど火事になると大変です。毎年この季節になると諏訪様から火災厄よけのお札が配られます。

その市内の殆どを消失した十日町です。織物に携わっていた会社は悲嘆にくれます。十日町市内での再開は無理とみて早くから隣の旧川西町に移り仕事を再開させた人もあったようです。十日町の議会は焼け野原になった十日町復興のために町債を出します。そして既に十日町の基幹産業となっていた織物を復興させるために染色学校をつくり今日の基礎を作ることとなります。その後十日町はきもの産地として栄え、染色学校は数年前に廃校になったテクノスクールに引き継がれる事となります。

かく云う店主は実はこの前、火事に遭いました。隣家からの類焼ですが、少し家を焦がしました。何にしても火事は大変です。身近に起こる災害でもあり、また、自らが防ぐ事の出来る災害でもありますので皆さん、注意しましょう。

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