染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

CAVE-AYUMI GALLARY

2025年01月25日 | 店主の一日
神楽坂のAYUMI GALLARYにはもう一つの魅力があります。後ろに建つビルの地下二階にあるCAVE-AYUMI GALLARY
オーナーの鈴木さんのキュレーションによるコンテンポラリーアートの展示があります。
それほど大きな空間ではないですがそれだけに親密感があります。 
とてもいごこちのよいスペース。
何かと分かりにくいコンテンポラリーアートですが、鈴木さんの話を聞いていると、なるほどな視点が見えてきます。
ボードに囲まれた展示室と隣にはコンクリート打ちっぱなしの展示室があり、二つの空間の対比も面白いです。 
展示作家の水木塁氏がイギリスで撮った写真も並びます。木陰で寝そべって休む旅行者。
「この空間に所属しない誰か」として少しの時間、このギャラリーで過ごしてみたくなるのです。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮坂先生のこと その2

2025年01月18日 | 店主の一日
展示品は織機、壁一面の先生が作られた織物の見本裂、設計図、完成品、著作と並んでいます。いずれも先生の仕事の片鱗を見ることができます。



しかし思うに宮坂先生の業績は岡谷のモノづくりの継続、発展を期待して作った「岡谷絹工房」にその集大成を見る事ができます。
展示会場を見に行った日には、自分で若しくはご友人が織ったと思われる帯や生地を使ったバックを持った方が大勢観覧にこられていました。おそらく岡谷絹工房に関連したみなさんなのでしょう。
岡谷に根付いた蚕糸、製織を続ける行動、あるいは指導に向かわれていた全国の織物産地に先生の遺伝子があるように思います。
当時岡谷では夏に「製糸夏季大学」という口座が開かれ、そこに参加する日に、少し早く岡谷に行って宮坂先生に教えを乞うのでした。
先生の自宅に隣接して工房があり、何度か覗かせていただきました。
織機等は今、各産地で使われているものに比べるとローテクなもので、動力は殆どついていません。
現在はシャトルのある織機ですら珍しくなり、複雑な綜絖の制御はコンピュータです。
いずれも宮坂先生が手で行っていたものをより早く作れるようにしたものなのです。残念ながら僕はそうした複雑な組織の織物を理解しませんが、組織というのはそう変わっていないのかもしれません。

宮坂教室について書くとお恥ずかしい事も含めて100年くらいかかるかもしれないので、また岡谷、諏訪を訪れた機会に。

つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮坂先生のこと その1

2025年01月18日 | 店主の一日
「宮坂博文の世界展」に行ってきました。

先生が亡くなられてから既に12年がになるのですね。
きはだやは織物の基本を宮坂先生から教わりました。
「織物と言うのは配色や組織だけでは駄目なのです。素材が持つ性質と用途、機能が満たされていないとならないのです」先生はおっしゃいました。
青倉織の帯や野蚕糸を使ったマフラーはその素材、撚糸、組織のノウハウを全て受け継いで作っているものです。

これらは今までに撚糸の時や設計時に糸を変えた事がありますが、同じように見えても、やはり機能として優れないのです。そうした意味で、宮坂先生から引き継いだ織物は「完成」されていると言えるでしょう。
困った時には宮坂先生の考えに立ち戻ってみるのがよいのです。
テキスタイルデザイナーの先駆けとして、辞書、辞典の編纂、各織物産地の指導と織物の世界の巨人と言ってよいでしょう。
インターネットが発達する前に亡くなられたので、ネットの記事も先生の業績から比べるとごく僅かものしかないのは残念です。

続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塞の神

2025年01月15日 | 店主の一日
〆焼き、どんど焼き、塞の神などなど、地域によって様々な言い方があります。
1月15日が休みでなくなってからすっかり小正月の存在が薄くなってしまいました。
1月14日に鳥追いをする町内もそう多くはないと思います。
僕の町内を取り仕切るのは上町俄のみなさんです。
いつもこの日、仕事を休んで準備をしてくださるのだからありがたいことです。
今年はスルメを買わずにしまいましたが、煙にしっかり当たったので無病息災。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日から鹿児島

2025年01月15日 | 店主の一日
今日から鹿児島山形屋さんでの新潟物産展です。

第一回目は僕が行きました。なかなか立派なお店です。
年初の都内での催事を終えて四月までは地方での催事が増えます。



九州での催事予定はこんな感じ
鹿児島山形屋 新潟物産展 1月15日から1月21日
大分トキハ  新潟物産展 2月5日から2月11日
小倉井筒屋  新潟物産展 2月16日から2月25日
各店、皆様のお越しをお待ちしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

積読消化

2025年01月13日 | 店主の一日
正月の仕事始め早々にインフルエンザに斃れました。
熱は早く引いたのですが、怠いのと咳がひどかった。先週末は会社に行きましたが、この連休も寝て過ごしました。
年始を含めて出かけるつもりだった出張も取り止めて、すっかり予定が狂いました。焦ります。
仕方ないので積読消化。
個々の本については改めて。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさと納税届く

2025年01月12日 | 店主の一日
恒例というほどでもないのですが、毎年の飛騨市へのふるさと納税。
始まったばかりの頃は「割のいい通販」みたいな使い方をした事もあるのですが、返礼品が届くとなんか、釈然としないのですよね。「なんでこの町に寄付をしてるのか?」みたいなところを刺激されます。

それ以来、学生当時にお世話になった飛騨市や高山市に相手を変えました。
「あれだけ飛騨の皆さんに世話になって、ここで返礼品はどうか?」と思った事もあったのですが、そこは遠慮なくいただいています。ありがとうございます。
届きました。
飛騨牛500g
仕事始め早々にインフルエンザで寝込んだので明日は快気祝いにすき焼きか!


新しいパンフレット「暮らし編」も同梱してありました。



昨年、春に古川まつりに行って「めでた」の存在も知りました。
素晴らしいおまつりだった。
また行きたいのですが、今年は「東京きものショー」と日程が被っていて行けません。
残念。

そういえば大学の同級生のS君が飛騨市にふるさと納税をしていると言うので、なんでか聞いたのです。
そしたら、「いや、君があんまりにも飛騨がいいっていうもんだから、僕も寄付してみた」と。
実にありがた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きはだやの年賀状

2025年01月04日 | 店主の一日
今年のきはだやの年賀状はこんなです。
今年もよろしくお願いいたします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事始めは着物で。

2025年01月04日 | 店主の一日
きはだやは本日が仕事始めです。
十日町の各社は六日からというところが多いですが、きはだやは既に二日から日本橋三越、池袋東武の催事も始まっています。
年末のお餅の販売も特段にトラブルもなくありがたきかな。
今日は銀行を含めて開いている会社も少ないので、新年の挨拶まわりをすることもないので、「着物でなくてもいいか」とチラと思ったりもしたのですが、今日くらいしか袴をつけることもないので羽織に袴で。きものは米沢のお召し風。
お昼は新年会みたいなもの。
以前はお酒を飲んだりもしたのですが、最近はお酒はなく、市内の料理屋さんで折を作ってもらってお昼に食べておしまい。
今年は市内の「まるすい」さんのお弁当。

三日まで市場が休みだそうで、(今年は五日なんですかね)料理屋さんは皆、難儀をなさるのだそうですが、実に豪華で美味しい。

毎年、仕事始めの日には駒ちゃんから戴く干支の手ぬぐいをおろすのがここ数年。
他にも何軒か手ぬぐいをいただくのですが、初日はこちらでご勘弁ください。

巳年はデザインが難しくて、デザインをなさる方は難儀をするそう。
でもこんなウロコ柄だろ演技もよざげです。


今年も一年、よろしくお願いいたします。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2025年01月01日 | 店主の一日
神社とお寺にお詣りに行ってきました。
雪が降ったり雨になったり。
人は少なめでしたかね。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする