きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

福岡の着付け講座すすむ

2014-05-14 00:20:05 | 舞踊と振袖の着付け
舞踊着付けも上級へ…Sさん、
福岡の特別講座の舞踊部門でお稽古を続けているSさんは、上級過程の最終段階に進んでいます。

一日目のSさんの課題は、京都の芸妓さんの帯結び…「重箱結び」です。
丸帯と組紐を使うこの帯結びを真剣に学ばれていました。

二日目の課題は「裾引き着付けに片花結びと紗の掛け」です。
元禄調とも言われ、帯の位置も普段の位置とは異なるこの着付けは、舞踊でもよく使われるものです。



着付けの玉手箱を開ける講習生!
「きつけ塾いちき」が開く「舞踊と振袖の着付け特別講座」のある日の様子をご紹介しましょう。

Aさん…今月から学んでいらっしゃるベテランの舞踊家。「基本から舞踊着付けを学びたい」とのことで、今日は「はしょり着付け」を学ばれました。
時代考証を聴きながらのお稽古に…「お話だけでもお勉強になります」と満足そう。
しかし、着付けには腰紐の結び方が大切だということがわかり、学んだ結び方を帰ってから練習することになりました。

Bさん…講座に参加したのは「人に振袖などを着せたい」から。
現在、国際交流などで、外国の女性に振袖や女性袴などを着せてあげる活動をなさっています。
今日は、その写真をお持ちになり、担当の講師陣の意見を聞いていらっしゃいました。
Bさんの今日のお稽古は、振袖の一人着付けと帯結びのお稽古です。帯結びにはバランスが大切だという事なども学ばれました。

「特別講座」では、自分できものを着れない方も、他装の着付けを学べます。

Cさんはその講座で、振袖の着付けを学んでいらっしゃいます。しかし、「6月の博多座の観劇に自分できものを着ていきたい」と、向こう一か月間でマスターする自装のお稽古も並行して学んでいくことになりました。

以上、3名の方の例をご紹介しましたが、初心者から着付けの専門職まで、それぞれのレベルに合わせて、必要な技術を引き出す、「特別講座」はまさに「着付けの玉手箱」ともいえます。

来月の講座は、6月の10日から12日までの三日間で行われます。



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