きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

「伊達の十役」の千穐楽…博多座へ

2015-02-27 07:24:01 | 歌舞伎観劇

澤瀉屋の復活した「伊達の十役」、高麗屋が…
江戸後期、四世鶴屋南北の作品で、市川團十郎が演じた、「慙紅葉汗顔見世(はじもみじあせのかおみせ)…伊達の十役(だてのじゅうやく)」という早変わりの演目が大評判をよびました。
その後途絶えて、現在では絵だけが残り、脚本も残っておりませんでした。
昭和50年代、三代目猿之助(現・二代目猿翁)が復活し、これも大変な人気を呼び、初演の一週間後に次の興業が決まるという大評判を呼びました。

以前、三代目さんの楽屋に伺ったおり、「もう一度、伊達の十役をやってください。」と申しましたら、「この年齢になったら無理ですよ。若いうちにしか出来ません。」とお返事頂いたのを思い出します。

その後、お体を悪くされた澤瀉屋さんは、「伊達の十役」を、團十郎ゆかりの成田屋(海老蔵)さんに…、そして今回、市川染五郎(高麗屋)さんに脚本をお渡しになりました。

今回の染五郎丈の博多座公演は、連日大入り…おまけに千穐楽ですから舞台も大盛り上がり。
約五時間の公演時間内に、40数回の早変わりは観客の目をクギづけにせずにおきません。
「きつけ塾いちき」の9名は、見やすい席をいただいて堪能致しました。

笑三郎丈の楽屋見舞いに伺いました。
今回も、芝居の幕間に、「三浦屋の女将」を演じられた、澤瀉屋の市川笑三郎丈の楽屋に伺いました。
ちょうど化粧を落とされた姿で迎えて頂けました。
名脇を演じられる女形の笑三郎さん。いつも礼儀正しくて、私たちのお手本です。





 






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