着付師が学ばなければならない、「きものの常識」
今日から「附下げ・留袖コース」を学ぶ W さん。
過日「振袖専科」のお免状も取得された美容室のオーナーです。
今日は、「附下げ・留袖コース」1回目のお稽古で、TPOもお勉強されました。
ところで、着付師が着付けをする場合、帯の高さひとつとっても常識があります。
最近の着付けを見ると、常識を知らないで帯を締めているのには驚かされます。
振袖や留袖、男の袴などの帯の位置にも、長い時間の中で試され淘汰され、生き残ってきた歴史的な意味があるわけです。
着付けだけお稽古しても、帯の位置を知らないで結んだら大きな失敗をすることになるわけです。
しかも昨今、周りの方も「きものの常識」をご存じないために、失敗した着付けに、周りも・着付師自身も気付かないのです。悲しい現実ではあります。
●なぜ振袖の帯は高く締めなければならないのか。
●なぜ留袖の帯は振袖より低いのか。
●なぜ男の角帯は腰骨で決めなければならないのか。
帯結びひとつとっても、「きものの理論と常識」を知らないと結べません。
きものに関わる人(プロ)が学ばなければならないことは山ほどあるのです。
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