きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

プロのための「駆け込み教室」/「きつけ塾いちき」…①

2018-03-19 10:10:52 | 花嫁の着付け

「花嫁の着付けを引き受けてから」…一週間の特訓で…
数年前の6月、沖永良部島の美容師さんからお電話がありました。
お電話の内容は、「12月予定されている、花嫁の着付けを引き受けました。鹿児島に伺って、泊り込みで覚えたいのですが…。」
しばらくして、彼女は鹿児島市内のホテルに泊まりこんで、鹿児島のお稽古場に通う、一週間の特訓教室が始まりました。
朝・昼・晩、一日3教室、追い込みは、朝・昼・夕方・夜の4教室で学んでいきます。

沖縄の北側の島からお越しになって、お金と時間と情熱がかかっているだけに、その真剣さは普段の教室とは違うものでした。
「一週間で覚えなければならない」という環境では、教える学院長も真剣、学ぶ美容師さんも必死です。
花嫁着付けの資格試験にも合格して、11月の認定式典にも参加されました。
しかし、12月のにお受けした花嫁着付けは12月。

翌月の沖永良部島から届いた学院長への彼女からのラインには、彼女の着せ付けたかわいい花嫁さんの写真が写っていました。
苦労のし甲斐があったというものです。
教えさせて頂いた私どもも、一番うれしい瞬間です。

沖永良部からもうひとり、そして奄美大島、与論島の方も
鹿児島は南の島々の多い県です。
これまでも、沖永良部島から複数の美容師さん。奄美大島、与論島などからもお越し頂いています。
もちろん鹿児島から多くの美容師さんが来られています。
「今度、卒業式の袴の着付けをお受けしたので、復習したい」とか、年末には「美容室で○○人の着付けを受けたので練習したい」と、「振袖特訓」の合流されることも多いのです。

困ったときの「駆け込み寺」ならぬ「駆け込み教室」の役割も果たしているわけです。


上の写真の岩下さんは卒業生(鹿児島)。時々おさらいに来られています。
今日の着付けは附下げ・訪問着のおさらいです。(3月19日午前)

福岡、舞踊 振袖の着付け、柳結び 股旅 浅草講座 浅草西会館
 

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