2012年06月18日 カムチャツカ発
[北東管区国境警備局がカニ密漁カンボジアFOC船を拘束]
ロシアFSB北東管区国境警備局は、オホーツク海において20トン以上のカニを違法に漁獲、所持していたカンボジアFOC船“МасуМару5”(ます丸5号)を拘束したと発表した。
国境警備当局が、この船長の違法行為により拘束するのは3回目となる。
当局所属警備艇“Барс”(バルス)は、オホーツク海のロシア排他的経済水域において、“МасуМару5”を発見、呼び出したが、応答がなかったため、モーターボートも使用して停船させ、これを検査した。
“МасуМару5”はカンボジア旗で、船長と9名のロシア人、ほかに2名のウクライナ人で乗組員は構成されていた。
“МасуМару5”は船内に、専用漁具、海水循環式活魚水槽と冷凍製品の輸送機器を設備し、21トンのタラバガニ、アブラガニ、ズワイガニ(オピリオ)などの活カニを許可なく違法に所持していた。
違法に所持されていた活カニは、当局により生息地へ海中還元され、“МасуМару5”はペトロパブロフスクカムチャツキー港へ連行された。