2017年02月01日
サハリン発
[サハリン州 2016年太平洋サケマス生産量 11万2,000トン 不漁の原因は不明]
ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局長アレクサンドル・タラチェンコは、昨年2016年の掌理沿岸における太平洋サケマスの生産量が11万2,000トンで前年2015年を4,000トン上回ったと発表した。
しかし、タラチェンコは、カラフトマス、シロザケともに、漁獲の期待を満たすものではなく、昨年2016年は厳しい漁期だったと言及した。
直近偶数年2014年の太平洋サケマスの生産量は12万2,000トンだった。
タラチェンコは、2015年、10万トンのカラフトマスの来遊がなく、また、同様に2016年にはシロザケが2万トンなかったと語り、サハリン南部およびクリール列島の沿岸の不漁を指摘した。
なお、これらの原因について科学研究機関は明確な説明をしていないが、隣接する北海道の沿岸も同様の状況であることが報告されている。