ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

パンガシウスの生産量が125万トンを超える

2018-04-09 16:43:18 | 日記

2018年04月09日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[パンガシウスの生産量が125万トンを超える]
昨年2017年、ヴェトナムのパンガシウスの生産量が125万トン超え、最高を更新した。
2018年4月9日付”みなと新聞”が報じた。
スケトウダラを中心とする白身魚と市場競合し、日本への輸入量が原魚ベースで1万トンに達したと推察される“パンガシウス”(養殖ナマズ)は生産拡大を拡大し続けている。
一方、米国とEU市場への供給は、輸入障壁等の設定で減少傾向であり、その余波が中国と日本等に来ているとの仮説が成立する。

 

 

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スケトウダラと競合 ヴェトナム産養殖パンガシウス ヨーロッパ市場 英国のみ増加

2018-04-09 13:17:20 | 日記

2018年03月30日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[スケトウダラと競合 ヴェトナム産養殖パンガシウス ヨーロッパ市場 英国のみ増加]
ヴェトナム産養殖パンガシウスのヨーロッパ市場への輸出は唯一、英国のみ増加している。
米国業界紙(WEB)が伝えた。
ヴェトナム産パンガシウス輸出は、米国市場で関税や技術的障壁に直面、同様ヨーロッパ市場全体も鈍化する一方、中国への輸出は急激に増加している。
状況下、ヨーロッパ市場において英国のみ、ヴェトナム産パンガシウスの輸入が増加しており、昨年2017年、供給は金額ベースで4,570万ドルで、前年2016年より2.5%上回った。
ヴェトナム産パンガシウスは、白身魚として、スケトウダラ、マダラ、そしてハドック等と市場競合しているが、ヴェトナム水産物製品生産輸出協会(VASEP)によると、他の白身魚製品と比較して、価格面で競争力があると指摘している。

2017年1月-11月 英国の白身魚の輸入(金額ベース)  単位:1,000米国ドル
(報告担当者:原口聖二:中国からはロシア産スケトウダラ洋上H&Gをフィレに陸上再加工したダブル・フローズン、米国からはスケトウダラのフィレのシングル・フローズンが主力と推察される)

 

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日本との漁業協定 今月内に妥結しないなら「決断」=韓国閣僚

2018-04-05 13:02:47 | 日記

2018年04月05日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[日本との漁業協定 今月内に妥結しないなら「決断」=韓国閣僚]
排他的経済水域(EEZ)での漁獲割当量などを決める日本との漁業交渉が2年にわたり妥結できていない問題について、韓国の金栄春(キム・ヨンチュン)海洋水産部長官は4日、記者懇談会で「協定の実務交渉(期限)は4月までと設定されている」として、今月内に妥結しない場合は「決断」を下す考えを明らかにした。
世宗聯合ニュースが伝えた。
同ニュースによると、金氏は「担当局長に今月内に妥結しなければ非常な決断をするしかないとの意思を日本に伝えるよう指示した」と述べた。
協定は1999年1月に発効し、毎年の漁期(7月1日~翌年6月30日)に合わせて交渉を行い、EEZでの漁獲割当量などを協議してきた。韓国は日本のEEZで主にサバやタチウオを漁獲している。
交渉は2016年漁期に合意に至らず、約2年間宙に浮いたままだ。
金氏によると、それにより釜山の大型巻き網漁の売上高が30%減るなどの影響を受けている。
金氏は「該当水域で韓国側が10匹を獲ると日本側は1匹しか獲れない不均衡のため、日本の立場としては(交渉を)したがらない」として、「日本はタチウオ漁船の削減などの譲歩を要求しているが受け入れ難く、細部の交渉を続けている」と説明した。
また、「今月までに解決できなければ5月からは通常の交渉ではなく、別の方式の交渉か決断が必要な時期に変わる」として、「両国の水産当局の交渉で解決できないため、別のレベルで問題を解決するか、決裂させなければならないと思う」と強調した。
協定の破棄を検討しているかどうかについては、「今はそこまでは言えない」と具体的な言及を避けた。
韓国が福島などの水産物の輸入を規制していることが交渉に影響を与えているとの指摘もある。金氏は「当然内部的には交渉に影響を与えているとみている」としながらも、「ただ、日本は水産物(輸入)禁止措置と結びつけて話しておらず、我々の方から聞いても別(の問題)だとしている」と述べた。

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韓国業界 政府に韓日漁業協定交渉妥結を求める決起集会を実行

2018-04-05 10:35:24 | 日記

2018年04月05日

北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二

[韓国業界 政府に韓日漁業協定交渉妥結を求める決起集会を実行] 

2018年4月4日、釜山水産業界は政府に韓日漁業協定交渉妥結を求める決起集会を実行した。

韓国一般紙(WEB)が伝えた。

釜山水産業界が韓国政府に対し、22カ月間にわたって交渉が難航していている韓日漁業協定の妥結を求めた。 

大型巻き網水協など5つの水協と全国巻き網労組、釜山共同魚市場、仲卸売人協会などに所属している約3000人の漁業従事者は4日午前、釜山西区(ソグ)共同魚市場で「釜山漁業者総決起大会」を開催した。 

釜山市民団体協議会代表パク・イノは「主要漁場だった水域が、ある日突然操業できなくなり、政府は交渉妥結はおろか最低限の支援もしてくれない」と述べた。

集会に参加した釜山市長ソ・ビョンスは「海洋水産部の実務陣ではなく、青瓦台(チョンワデ、大統領府)や長官が動いて日本と交渉するべきだ」と韓国政府を批判した。

決起大会ではあわせて海上デモも行われた。

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稚内税関支署 ロシアからのケガニ4年ぶり 日刊宗谷紙

2018-04-05 00:58:02 | 日記


2018年04月03日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会
[稚内税関支署 ロシアからのケガニ4年ぶり]
稚内税関支署では2018年2月の外国貿易概況を発表、約4年ぶりにロシアからケガニが入ってきたと発表した。日刊宗谷紙が報じた。
同紙によると、稚内税関支署では、同年2月の外国貿易概況をまとめたが、輸出入総額は1億1,600万円で4か月ぶりに前年同月を上回った。
輸出は魚介類が無かったことで前年同月を下回ったが、輸入は活のタラバガニが2か月ぶりにあったほか、約4年ぶりにロシアからケガニが入ってきた。
輸出は200万円でロシア向けの穀物などその他のみ。
前年同月は魚介類が金額にして2,500万円あったため、前年同月の6.6%と大幅に減少した。
一方の輸入は1億1,400万円で前年同月の3.4倍。
ロシアからのケガニが計27.5トン、金額にして6,600万円あったほか、カナダからのその他(含再輸入)で4,800万円。
活ガニの内、ケガニは16トン、3,400万円あり、日ロ政府間のカニ密漁・密輸防止協定が発効した平成26年以来約4年ぶりの輸入。
タラバガニは昨年12月以来2か月ぶりで10トン、3,200万円だった。
なお、外国貿易船の入港隻数は11隻で前年同月より1隻増加。
国籍別の内訳はロシア3隻、トーゴ5隻、シェラレオーネ1隻、タンザニア2隻だった。
同支署によると3月も活ガニ運搬船が入港していることが確認されているほか、今年初めてとなる活ウニの輸入もあり、2月に続いて金額が伸びるのではないかと見ている。

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釜山環境団体 日本領事館前で福島産水産物阻止のキャンペーン

2018-04-04 23:22:15 | 日記

 2018年04月04日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[釜山環境団体 日本領事館前で福島産水産物阻止のキャンペーン]
2018年4月4日、釜山環境団体が日本領事館前で記者会見を開き「国民の安全を脅かす日本産水産物の輸入を防がなければならない」と主張を展開した。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
同キャンペーンでは、福島原発事故の後、今までの日本産食品の輸入規制措置を実施した国は、中国、ロシア、台湾をはじめ、24カ国に達したが、日本は韓国だけを世界貿易機関(WTO)に提訴したと指摘、自国の経済利益のために放射能汚染食品を供給し続けようとしていると批判した。
また、自らの食卓の主権を日本政府とWTOに任せておいてはいけないと韓国政府に対応を促した。
日本政府は韓国の福島産水産物の輸入制限が不当だとし、2015年にWTOに提訴、今年2018年2月には、WTOが韓国政府の輸入禁止の継続は規則に違反する旨の第1審の結果を公開した。
記者会見を終えた参加者は、安倍首相を装った人物を用意し、子供たちの安全な食べ物のために放射能汚染水産物を拒否するという意味のパフォーマンスを繰り広げた。

 

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ノルウエーの養殖サーモンはロシアの大西洋サケマスの遺伝子を脅かす

2018-04-03 12:42:26 | 日記

2018年04月03日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ノルウエーの養殖サーモンはロシアの大西洋サケマスの遺伝子を脅かす]
ノルウエーの養殖場から逃げ出したサーモンがロシアの大西洋サケマスの遺伝子に脅威を与えていると、ロシア科学アカデミーのゲンナヂイ・マチショフ(Геннадий Матишов)が米国での水産養殖会議で言及した。
ロシア一般紙(WEB)が伝えた。
マチショフはノルウエーの養殖場のケージから逃げ出した何十万尾のサーモンが北上、ロシアの大西洋サケマスの河川の産卵場に深刻な影響を与えていると指摘した。
ノルウエーでは毎年100万トン以上のサーモンが養殖されており、暴風雨や事故の際、ネット破損等が起きると、ロシアに向かい大西洋サケマスと交配、遺伝子に影響を与えていると報告された。
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シェスタコフが方針表明 ロシア漁業庁部門長会議が開催される

2018-04-03 01:59:52 | 日記
2018年03月30日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[シェスタコフが方針表明 ロシア漁業庁部門長会議が開催される]
2018年3月29日、ロシア漁業庁が部門長会議を開催し、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフが方針を表明した。
会議には農相トカチョフも出席した。
シェスタコフは次の事項を指摘した。
1.漁獲割当の更新手続き
来年2019年に漁獲割当が更新されるにあたり、・・・・・・・・・・・・・・に位置づけている点。また、この業務は・・・・・・・・・・・・・完了する必要があり、そのため・・・・・・・・・・・・・・・までの間、担当部局職員は不要な休暇をとってはならない点。
2.”2030年までの漁業発展戦略”
先に発表した”2030年までの漁業発展戦略”は・・・・・・・・・・・・・・・ために十分な根拠をもつ・・・・・・・・・・・・・・で、・・・・・・・・・・・・・・に重点を置いている点。
3.サケマス漁業の組織編制
極東の一部地域の太平洋サケマスの資源来遊が・・・・・・・・・・・・・・・しており、河川での・・・・・・・・・・・・・・・が必要で、これに対応するため・・・・・・・・・・・・・・・・を用意した点。また、今年2018年、追加的な資源評価次第で、・・・・・・・・・・・・・・・が採択される可能性がある点。かかる状況下、流し網漁業の禁止の正当性が裏付けられている点。
4.”投資クオータ”の運用と沿岸水産工業の発展
”投資クオータ”配分対象の原則、意図は・・・・・・・・・・・・・・・・製品の生産であり、この利用状況の監視を指示する点。沿岸水産加工業においては、・・・・・・・・・・・・・・・・製品の生産を指向する必要があり、不当な利用の試みを排除する必要がある点。
5.漁獲割当配分と税収
更新許可申請、資源利用契約の手続きによる・・・・・・・・・・・・・・・を分析する必要があり、業界団体、税務当局と調整し、・・・・・・・・・・・・・・・必要がある点。
6.安全操業
漁船団の安全操業確保のため、救助船を維持、近代化する必要がある点。
7.TAC設定がない魚種の利用強化
昨年2017年、ロシア海域においてTAC設定がない魚種で商業漁獲が勧告された数量は170トンだったが、これらの実際の生産量は50万トン以下であり、これを強化する必要がある点。また、そのために・・・・・・・・・・・・・・・を考慮し、適した・・・・・・・・・・・・・・・を設定する必要がある点。
8.イワシ・サバ漁業の強化
昨年2017年、イワシ・サバの生産量は7万5,000トンにとどまったが、船団を強化し、その資源量から、最低でも漁獲量を20万トンまで引き上げることを課題とする点。
9.国内市場への製品供給拡大
ロシア国内市場への製品供給拡大のため、優先順位を与えるプログラムを開始している点。
10.科学研究機関の効率化
予算を効果的に使用し、資源研究、評価を効率的に行うため極東の各科学研究機関に・・・・・・・・・・・・・・・・・に取り組む点。TAC、漁獲勧告の設定を決定するための手続きを・・・・・・・・・・・・・・・・することが求められている点。
11.養殖漁業への支援
養殖漁業にインセンティヴを与えるため、特別な融資システムを用意している点。
12.漁業取締活動へのボーナス・システム
漁業取締活動へのインセンティヴは給与水準は当然重要だが、密漁密輸者に課せられた罰金から特別資金を作り、そこからボーナスを与えるシステムを計画している点。

北海道機船漁業協同組合連合会と一般社団法人北洋開発協会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体のネットワークづくりを推進しています。
この目的のため一般社団法人北洋開発協会は、月刊情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログでは関連情報等の極一部をサンプルとして公開しています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報をEmailで配信しています。
http://kisenren.com http://www.disclo-koeki.org/03a/00570/
hokkaido@kisenren.or.jp
011-231-9281

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[サハリンでの1.5kmを超える固定網 中央部 の使用禁止を計画

2018-04-02 14:55:10 | 日記
2018年04月02日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[サハリンでの1.5kmを超える固定網 中央部 の使用禁止を計画]
ロシア農業省は、今年2018年漁期、サハリンにおける固定網中央部の使用禁止を計画している。
これは、主に太平洋サケマス操業に関する規制であり、南北クリール、東西サハリン等の沿岸が対象となる。
ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、 極東の一部地域の太平洋サケマスの資源来遊が減少しており、河川での産卵行動の保護が必要で、これに対応するため極東漁業規則の改正案を 先に指示、 今年2018年、追加的な資源評価次第で、必要に応じてより厳しい行動制限が採択される可能性がある と指摘している 。
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ロシアFOC/IUU取締情報270“

2018-04-01 18:20:24 | 日記
ロシアFOC/IUU取締情報270“
2018年03月31日
カムチャツカ発
[カニ密漁・・・・・・・・船船長と船員に有罪判決]
・・・・・・・・裁判所は、・・・・・・・・船船長と船員に有罪判決を下した。
昨年2017年・・月・・日、ロシアFSB・・・・・・国境警備局所属航空機は、北太平洋溯河性魚類の系群の保存のための条約海域において、衛星位置監視システムを発信していない不審船を発見、これを呼び出すと同時に、現場に当局所属警備艇“・・・・・・・・”に連絡をとり合流させた。
その後、不審船は逃走を試みたが、当局の追跡を受け、呼び出しに応じ停船した。
当局がこれを検査したところ、船名“・・・・・・・・、とわかり、船内からロシア排他的経済水域で違法に漁獲した活・・・・・・・・約・・トンが発見された。
当局は、更なる検査のため“・・・・・・・”を拘束、・・・・・・・・港へ連行した。
“・・・・・・・・・”の乗組員・・名は・・・・・・・人と・・・・・・・人で構成されていた。
なお、同法廷は昨年2017年には、“・・・・・・・・・”の船主”・・・・・・・・に・・・・・・・の罰金を科し、船体を没収する判決を下している。
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