旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

211 ねぼけ人生ー水木しげる

2011-06-11 05:04:42 | 日記
水木しげるの半生‘ねぼけ人生’を読みました。ご存知かも知れませんが、関西ともかかわり深くて、名字もなんと神戸の兵庫区水木通りにも住んでいたので水木になったそうです。本名は武良(むら)と言う苗字だそうです。

 人それぞれと言うけれど本当に松本清張と言い、その道に入るのは不思議なものだなあと感じます。読んだ本がこの2つで言うのもなんですが、(もう、一つ自伝ではありませんが、池波正太郎がありました)自分の道を自分が望んでいないのに、何故かその道に行く事に導かれて、大いに才能を生かした人生になっている事に不思議な思いがします。

 水木しげるの場合、この自伝を読むと松本清張と大きく違い、凄く楽天的だと思いました。軍隊で最下層の兵隊として殴られ続け、その戦争で片腕を失くしたのは何故だったかなと思うくらい本人は非常に軽く言っているように思いました。片腕を無くしても普通の様に健常者と同じ様にしていたと感動しました。
 生きるかどうかの戦争で、同じ時代を生きた人たちで、2人ともその日を生きるのがやっとという所が似通っているのですが、その考え方に大きな違いがありました。

朝鮮に行った松本清張の苦労は私でも理解できるのですが、ラバウルに行った水木しげるの楽天人生に凄い憧れを見出したのでした。しかし、真似は到底できそうに無い事も確かです。
 本の題名からして、漫画家らしく(編集者の人が決めた)‘ ねぼけ人生’。その人柄は、その生い立ちにあると思います。子供の頃は、ガキ大将であり、本人は意識して無いと思いますが、肝心な所での判断は間違い無くして、最終的に成功者となったのでしょう。それと身の回りにいた人たちが、又、本人曰く変人が多かったそうです。

 私もガキ大将で、総ての友人が変わっていると、家族から言われています。この辺似ていると思いましたが、私とどうしてこの様に違ったのでしょう。もちろん才能は確かです。

一つ例を言えば、私の友人に仮にMさんと言う人がいますが、充分に詐欺師の才覚を持った人でした。メキシコシティの人口を聞いたら躊躇せずに、分らなくても8,873,017人と答え周囲の人を信じさせると言うものでした。本当かどうか疑い様が無く相手に信じさせる様に、総ての数字の端数‐‐3,017迄言う事でした。数字の不思議と言うかその端数と言う方がより確かだと相手に信じさせるのです(ちなみにこの数字は本当です)。相手が本当の数字を知っていたら、その統計を取った年が違うと言うか、戸籍が無いので本当の所は分らないのが現状です。と言う事で終わりにするとの事でした。

文にすると、やはり私の友人と水木先生の友人に変人と質に置いて大分異質と分りました。この方が、ハウスレスの発案者です。友達もおかしいのでしょうが、本人がやはり一番変人なのですかね。

人生は、後少しになってきましたが、厚かましくも後20年生きるとして、未だに人生の目標を考えている私です。
20年位直ぐに来るのに!焦っても答えは ...... とりあえず身の回りの整理から始めます。
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