旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

303 生きる事 

2013-05-25 05:41:30 | 思い出日記
 最近どうも‘老い’と言う言葉に目が行きます。‘生きている事が幸せ’なかなかそうは行きませんが、そうありたいです。生きて何をなすべきか、75歳にして初めてダスティン ホフマンが監督した老いがテーマの‘カルテット!人生のオペラハウス’プロモーション で、こう言っています‘生きている事に感謝、今この時が一番と同世代を鼓舞してます’。
 この映画は、背景の英国の景色が美しいので見て下さい。勿論、ストーリーも素晴らしいです。

 コシノ ジュンコさんは、今ある事に‘か’「感謝」、常に‘き’「希望」を持って、何があっても‘く’「くよくよしない」、自分で‘け’「健康管理」、思いたったら‘こ’「行動」と人生‘かきくけこ’を大事にしていると言っています。

 有名な人は、それぞれに素晴らしい言葉を言っています。有名人だけで無く、我が友人の言葉、‘生きている人総てが強運なのです’を忘れてはいません。歩いていても上から看板が落ちて来る、通学の時に自動車に轢かれると言う具合に、少し後か先になったら助かっている話が多くあります。本当に、今ある事に生きている事に感謝しなくては、死んだ人に申し訳無く思います。

 フィリピン・ルパング島で、終戦を知らず戦後30年間も戦争を続けた元少尉の小野田さんは、今90歳を越えて元気にされてます。陸軍中野学校で訓練を受け、玉砕は許されないと後方撹乱戦為に戦い続けた人です。ベトナム戦争に行く飛行機を見て戦争は続いていると思ったそうです。
 死というものの怖さを忘れていないと、生きられない。今をどう生きるかにかかっていると言っています。死に対して不感症になったから、怖く無くなったと言って、宮本武蔵の‘神仏を尊び神仏に頼らず’の心境になったと言っています。
 そして、自分の健康のチェックは毎朝欠かすこと無く、一日が始まる朝一番にやらなくては、活動しだしたら分らないとも言っています。帰国してからの月日は40年近くになっても、死生観は変わらないそうです。

 ‘自分の目的を忘れたら死んだ方が楽’だと仲間が言ったそうです。最後のにフィリピン軍と戦闘をしていて、一緒に並んで戦っていた仲間が撃たれて死んで、少しの差で自分も急所が外れた時も、死ぬ時は天が知っているのだと思っているそうです。
 又、何事もくよくよしない、済んだ事は済んだ事、同じ昨日が来る訳じゃない。だから今度はそうならない様にするだけ。教訓だけは頭に入れている。そこが根本的に人生の半分の時間を探しものに費やしている、私と違います。

 現在の自殺問題についても、あの世に逃げてしまうと言う事、当人にとってはそれほど辛いのかもしれないけど、でも運悪く同じ様な苦境に追いやられている人は、他にもいっぱいいる。だから、‘何くそ’って頑張らないと言っています。

 私は、イタリアのフィレンツオ-ラに行く事を10年後に計画していたのですが、そろそろあきらめて、何をすべきか、そして人生の目的を探さないと‘死んだ方が楽’と言う事になります。  
コメント
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