旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

施設の仕事 56 話

2009-11-26 08:10:33 | 日記
9月14日 晴れ 一時 にわか雨(ひょう)

 今日は朝から事務所に来るようにとの指示でしたので、張り切って頑張って早起きして行きました。しかし、しかしまだ誰も来ていなかった。そしてHR(31歳)が来ましたが、肝心のヤンがまだ、来てませんでした。約束は私の聞き間違いかと思いました。

 どうしようも無いので仕方無く事務所にいる事になったのですが、仕事も何もせずに事務所にいる事は大変苦痛でありました。目立たない様に、又、邪魔にならない様にしていました。何もできない、何もしない事が大変だと良く分かりました。

 スタッフの人たちが気にして、私の面倒を見てくれかまってくれましたが、とても辛いことで、辛抱の一字と言うか二字でした。時々、事務所から出て行って、他の事に目を向けるとかして時間をつぶしたのでしたが、結局、ヤンは来ませんでした。

 昼から工具室の掃除が入りましたが、それが、今日の初めての仕事となりました。言葉ができないと、どうしてもこのような仕事しかできないのです。それでも初めての仕事と有難く、頑張ってしました。

 夕食後、今日から出社のベント(サブリーダー)が、7時にオフィスに来るように言われました。この施設に関しての疑問点を質問するようにとの事ですが、何も疑問が無い私に取っては大変難しい事でした。(今なら、適切と言うか、適当にと言うか質問するのに、その時、は大変でした。)
 そもそも、ベントは厳つい顔と、キッチリした頭と服装でこの施設では、例外的な人間であったので、どうも苦手意識があったのでした。

 7時前に、オフィスに行くとまだ、彼はまだ来ていませんでした。そこではステェファンが一人で勉強していたのでした。直ぐにベントが来たので、彼には、今の状況と疑問点が未だ分からない事を告げました。その後、ステェファンの部屋で英語を見ると言う事になりました。その彼の部屋では英語の勉強をさておいて、レコードを聞いてばかりいたのでした。
 それ以外に、彼の部屋の物を全て見せてくれたのでした。彼が切手を集めていると知って、持って来た日本の切手をあげたりしたのでした。

 若い事は素晴らしい、彼は私の切手に感謝してくれたのでした。
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