旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

296 日本語

2013-04-06 06:42:14 | 思い出日記
  昨日4月5日は死語の日だったのですが、知っていれば、死語を集めたのに残念です。話は直ぐに変わりますが、戦後に日本人は物まねでコピー物を作るのが上手と、オリジナルなものが作れないと良く言れていました。今やその事が中国になってしまって、そう言われていた昔の日本の事を忘れてしまっています。あれだけ中国が大きいと日本もいずれと言うより、もう斜陽英国の様になっているのかも知れません。しかし、ずっとその英国の方が私のいた頃は住みよかったです。

 しかし、今何か思い出せませんが、日本人が作った驚くほどオリジナルなものもアメリカに持っていかれたものが多くありました。アメリカに最初に行った時に、南部の田舎で、ホンダはアメリカ人が作ったものと信じていた人がいるありさまでした。その米南部で、余りに確信を持って言うから、私自身そうじゃあ無いかと思った程でした。多分、日本人にあんな物が作れるはずが無いと思っていたのでしょう。
 
 しかし、文字においては、日本人は大陸から学んだ漢字からカタカナやひらがなを作り、「漢字かな交じり文」で新知識を吸収してしまう消化能力があります。

 産経新聞に‘中国にノーベル賞は無理?’と書いていました。それは漢文の文章表現に苦労しているそうです。例えば、チェルシーFCの中国語は‘切爾西足球倶樂部’、薬品のペニシリンは‘盤尼西林’と書くそうで、これが物理や化学では極めて煩わしくなってくるそうです。1字1字が意味を持つ漢字表記が余計な連想を伴い、研究の邪魔をすると書いています。一方、日本語は外来語や科学分野の表記では、意味の無いカタカナが威力を発揮します。

 まさに私が昔から思っていた事に、日本文字の素晴らしさがありました。先ず、漢字、ひらがな、カタカナ、それにプラスローマ字を使い分けて書いています。世界でも稀な、と言うより独特の、縦、横、左から、右からと右往左往に書いて読めるようになっています。同時に、本も表紙が右からも左からとどちらでも良いというように出来ているのです。こんな不思議な文字を使っている国は思い当たりません。

 看板とか、のれんを見て常に日本文字の素晴らしさを日々知らされています。日本人は発想の基になる事が、小さい頃から普通にできていると考えられます。日本語の構造が知的な吸収力を生む源と言えます。英語でも単縮語を使うケースが多いですが、何を言っているのか不明な点が多すぎます。初めてTPPと聞いて、何の略か、意味か直ぐに言える人が何人いるでしょうか?

 しかし、最近の携帯は、左から右に書く様になっていて日本文字の特殊性は甚だしく失われてるのが、日本の将来に影を落としているかも!心配しても仕方ないかもね...

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