たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

400m級、最後の山vol.1

2016年04月11日 06時28分18秒 | 山の上
神宮山は階段地獄だった

もう、かれこれ10年ぐらい前になるでしょうか。
なにか、いろいろ疲れたので、急に「階段が上りたくなった」んですよ。
まぁ、修行のつもりでひたすら階段を上がるのもいいかも・・・
ということで香川県の金比羅宮に行きまして。

確か、岡山まで新幹線で行き、普通に乗り換え香川に渡り、もう一回乗り換えて琴平の駅にたどり着いたような・・・
階段が始まってすぐの茶屋か何かで、うどんを食って、後は気合い一発、登り初めて1時間弱で本殿までたどり着きました。
本殿前で外人さんに「奥の院まで一緒に行こう」と言われ、かぶり気味に「No、thank you!!」と答えたのを思い出します。

えっと、この時の階段は本殿までだから786段。
途中、「なやむ」が縁起が悪いと取って付けられたような下り1段が有り、785段でした。
ちなみに奥の院まで行くと、1,368段で海抜が421mだそうです。



特にイヤなことが有ったわけではないですが、今般、金比羅宮をしのぐ階段に挑戦してきました。

阿武町「神宮山」(483.3m)です。
ここは山頂付近に「御山神社奥宮」があり、山麓からコンクリートブロックの階段が、ず~~~~~っと続いています。
この山を制覇すれば、県内百名山の400mクラスは全て登ったことになります。
ということで4月の第1座目は、この神宮山です。


4月10日(日)
朝、8時前に自宅出発です。
萩市を抜け海岸沿いを須佐、益田方面へ
天候は曇り気味ですが、登山にはちょうど良い天気と思います。
宇田郷を過ぎた辺りから山の方に右折し、しばらく登ると御山神社があります。
ガイドブックではこの駐車場に車を止めて登山開始と言うことなのですが、今日は何かのお祭りか?車が一杯で境内のお掃除や飾り付けをしているようなので、付近の広い道端に路駐させてもらいます。

9時22分、登頂開始。


当面は山頂直下にある「御山神社奥宮」を目指します。
まずは舗装路から林道に入り、3分も歩くと左に折れる山道に着きます。




底を左へ進むとしばらくして棚田っぽいところに出て、そこをさらに登ると、緩やかな登り道になります。
出発して15分程で水場、いや手洗舎につきます。

ええっ、奥宮の手洗舎です。
綺麗そうな山水が出てますが、飲めるかどうかは未確認です。


そこを過ぎると3分程で、件の階段が始まります。



実は・・・
ネットで階段がスゲ-とは確認してたのですが、何段有るかまでは見ていません。
ということで、この時点では「だいたい金比羅さんぐらい(800段)」を想定しています。

階段を登り初めてすぐ、道端に「百段」の区切り札が・・・



ふふふっ・・・楽勝!!


と、先を急ぎます。
その内、二百段が過ぎ、三百段を超え、とうとう七百段まで・・・
途中、息を整えるために小休止をしましたが、さすがにスタートして40分なので、ここで少し休憩です。

そこから再スタートして数分で二の鳥居に着きます。


その先には地獄のようなまっすぐな階段が・・・
あまり無理をせず、ゆっくり上がること15分で右側に展望が開けます。


さらに小休止を挟みつつ、階段を登り続けます。
ここまで来ると、千二百段とか、千三百段とかいう区切り札が見えても「見なかったこと」にしたくなります。

先ほどから上の方で太鼓の音が聞こえます。
おそらく御山神社の例大祭でもやっているんでしょう。
踏み後もしっかりあるので、ある意味安心なのですが、どんなお祭りなのか気にもなります。
もし、人には見せられない奇祭だったりしたら・・・
少し、上の方が落ち着くまで休憩がてら、ペースを落とします。

10時35分、お祭りを終えた宮司さんや地元の方々とすれ違います。
どおやら、わら人形や血の付いた包丁なんかは持ってなさそうなので、一安心(失礼!!)
結界風の低めの鳥居をくぐれば、奥宮はすぐそこです。

10時38分 奥宮に参拝


ここまでの段数は1,478段です。
コメント
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