たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VS動物園 番外編 環境エンリッチメント

2018年04月28日 06時38分12秒 | クマと動物たち
例えるなら・・・
最高に美味しい「卵かけご飯」をつくる


最高に美味しいTKG(=「卵かけご飯」)をつくるには?





トッピングにこだわる?


醤油を厳選する?


お米の炊き方を工夫する?




そんなことより
「最高のお米」「新鮮な卵」を用意する!



「たかがTKGそんなにお金はかけられません」と言う方がいます。
ですが、最終的にはお金をかけねば、いいお米、いい卵は手に入りませんし、それが究極への一番の近道です。





動物園の展示施設も同じです。
衣食住の内、「衣」はないとしても、食(=エサ環境)と住(=展示場環境)を、極限に充実してあげられれば、飼育している動物たちは幸せになります。

「いやいや予算がないもんで、施設を今のままで後は工夫でなんとか・・・」
フィーダーやおもちゃを入れて、動物たちが退屈しない工夫も必要かもしれません。


しかし、最後のひと山は「展示場の更新」です。


それもできるだけ生息環境展示で、動物たちにストレスなく、のびのびと生活してもらうために。


ときわ動物園の園長が環境エンリッチメント大賞2017の「奨励賞」を昨年受賞したときのコメントで「大鑑巨砲主義は終わった」と言われていました。



まだだっ、まだ終わらんよ!



トッピングや醤油でごまかさない、本当の飼育環境改善のために、最後は「力業」(=金)が必要なときが、正に今なのではないかなと思います。
そして、これこそ、真の「環境エンリッチメント」ではないかと感じています。


なんで今、そんなことを言うかというと・・・

今年も始まります

「環境エンリッチメント大賞2018」



小手先だけではない、本当の動物の幸せを追求した取り組みの応募を期待しています。
コメント
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