たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

野生動物撮影日記vol.0 練習編

2020年07月14日 02時17分08秒 | 自然観察のススメ

ニホンザルとホンシュウジカの

ソーシャルディスタンスを探る

 

7月12日(日)

前日の夕方から大雨警報による職場待機を行っており、警報解除により帰宅したのが朝の6時30分です。

実は今週、計画では広島県の福山動物園と岡山県の池田動物園に行くことにしていたのですが、「大雨洪水警報も出ている中、他県の動物園はないだろ」との判断で、前日に中止をし、今日は自宅でのんびり過ごすことにします。

嫁は「天候は回復傾向にある」との判断で、9時過ぎには徳山動物園に向かったので、俺の今日の予定はフリーな訳です。

 

 

ふと、野生の動物が撮りたいと思いついたのは10時前です。

確か大雨の後は出現率が高いとか・・・

 

とりあえずカメラを準備し、自宅から美祢に向かう道に向かいます。

この道は1年を通じて、ニホンザル、ホンドタヌキ、ホンドギツネ、ニホンイノシシ、ニホンアナグマ等々を比較的簡単に(?)見ることができる、ファンタスティックな道です。

さすがにニホンツキノワグマは見たことないですね、ここでは。

中でもニホンザル「当てる気で行けば6割程」の確率で見られます。

 

んじゃ、(手近に)サルで・・・

 

今回の(撮影の)練習材料をニホンザルに定め、車に乗り込みます。

車を走らせること5分・・・

 

 

(近っ!!)

 

 

第1ニホンザル発見です。

しかも親子・・・

この時期は柔らかい若竹が育つので、道ばたのタケノコを食べている様子です。

早速、撮影機材を持って車を降ります。

 

残念ながら先の親子は山の中に隠れてしまいます。

すぐに第3ニホンザル、第4ニホンザルを発見し、接近を試みます。

言っても公道ですので、寝そべり匍匐(ほふく)前進は無理ですが、身をかかがめて、30m程には近づけます。

それぞれ2枚ずつ、撮影に成功したところで、猿の群れは山に帰って行きます。

 

えっと・・・

ちょっと、消化不良です。

 

 

他に動物出てこないかな??

 

そうだ、狗留孫山に行こう

 

 

狗留孫山は下関市豊田町にある山ですが、中腹には西国の霊場として名高い真言宗の古刹、修禅寺があります。

緑が深く絶好のシチュエイションで実に良い雰囲気なのですが、その参道側の段々畑によくシカが現れます。

今日の天候なら登山客も参拝客も少ないでしょうから、ほぼ確実にシカと遭遇できます。

車を走らせること1時間弱、道を間違えることも無く、狗留孫山駐車場に到着です。

駐車場から参道・・・というより登山道を10分も登れば「現場」に到着です。

あっさり、第1ホンシュウジカ発見です。

のんびり草むらに座っていますので、参道から何枚か撮影し、もう少し上に登ってみます。

すると少し見づらい山肌に3頭のホンシュウジカを発見します。

上から見下ろす感じで数枚撮影し、少し参道を下り、下から回り込む感じでもう少し距離を詰めてみます。

山肌をそっと近づくこと、その距離25mで数枚写したところで、「ピャ!!」みたいな警戒音的な威嚇を受けます。

 

あまりプレッシャーを与えたくないので、ここまでで断念・・・

 

下の座っていた子に、狙いを改めて接近を試みます。

 

木の陰を利用し接近しますが、こちらも25mで見つかり、立ち上がられます。

こちらも、ここまで・・・

しばし、撮影を中断し、眺めていると、ゆっくりと草むらの奥に歩いて行きます。

一旦、参道に戻り、付近を散策しながら車に戻ります。

 

車に乗り込み、山を下り始めてすぐの広場で、やや小型のホンシュウジカ1頭を見つけます。

車を降り、予備機のK-70smc PENTAX-DA L55-300F4-5.8 EDを片手に接近を試みます。

シカさん、コチラに気づいてはいますが、逃げる様子はありません。

 

殺気を消して、じわじわ近づき20mでシャッターを切ります。

DA L55-300はAF時に音が出るので、どおやらその音に警戒しているみたいです。

こっちを見ながら「ピヤッ!!」と警戒音を発せられます。

接近を中止し、その場で何枚か撮影をして、ゆっくりと距離を開け車に戻ります。

 

 

再び車で10分程走り、十兵衛茶屋といううどん屋(?)で、蕎麦とおにぎりの昼食を獲ります。

ここの蕎麦が旨いんだ・・・

 

結構、時間を使ったつもりでしたが、まだ13時。

 

帰って、ゆっくり過ごすこととします。

コメント
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