たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VS北の動物たち vol.4  エゾナキウサギを見に行く

2022年05月09日 05時07分15秒 | クマと動物たち

「北海道の5月は冬」という話

 

5月1日(日)

そろそろ天候がやばくなってきていますが、まだ雨は降っていません。

今日は嫁をおびひろ動物園に降ろした後、然別湖(しかりべつこ)周辺に生息するエゾナキウサギの撮影に向かいます。

ホテルでかなり美味しい朝食を済ませ、レンタカーを借り受け、嫁をおびひろ動物園に送り届けます。

そこから、どこをどお走ったか分からない農道を駆け抜け鹿追町に入ります。

 

ナキウサギを見る前にまずは情報収集です。

とかち鹿追ジオパーク・ビジターセンター

町の施設らしいのですが、職員さんが丁寧に説明してくれます。

ここで課題の一つ「ミヤベイワナ」を撮影です。

ミヤベイワナは然別湖特有のオショロコマの亜種ですが、残念ながら禁漁期です。

という事で、水槽に飼われているミニイワナを撮影しておきます。

 

さて、ナキウサギの場所も大体わかりました。

駒止湖から10分程山に上がった岩場がオススメの様です。

 

そうと分かれば早速出発です。

天気もヤバくなってきましたし、できれば短時間で勝負したいところです。

さらに車で20分程進み、峠を越え駒止湖を回り込んだ先が登山口です。

登山口に到着する頃には小雪がチラホラ舞いだしています。

 

こりゃ、あんまり時間がねえな・・・

 

急いで雪が残る登山道を駆け上がり、撮影ポイントに到着です。

現地に向かう途中すれ違った方にお話を聞くと、あまり出ていないとのこと。

それでもワンチャンスあればと生息地の岩場に挑みます。

 

到着早々から鳴き声はするのですが、姿は見せてくれません。

もう一組いたカメラマンご夫妻も引き上げられ、しばし無音の世界が続きます。

さらに雪は降っていますが、たちまち積もるほどではありません。

ふと、岩場にナキウサギが姿を現します。

カメラを構えAFボタンを押します。

しかし、なかなかピントが合いません。

補正ダイヤルでやっとピントがあったと思ったところで、ナキウサギは引っ込んでしまいます。

そしてここでやっとシャッターが下り、バックのコケがジャスピンで映り込みます。

 

 

ええっ、悲しかったですよ

切なかったですよ

なんでPENTAXなのだと・・・

 

しばし続けてみていますが、その後は動きがありません。

気合十分で寒さもあまり感じないのです。

それでも、確実に体温を奪うわけですから12時15分を目途に引き上げることとします。

 

ええっ、

この引き際を誤ると、山では死に至るのですよ。

 

その後も待ちましたが、結局姿を見せず、予定どおり12時15分に撤収することとします。

雪道を慎重に降りること15分、車に到着しとりあえず然別湖湖畔のcaféを目指します。

カフェオレで暖を取り、ここから一気に帯広市街地まで走ります。

 

そういえば昼食がまだでした。

帯広と言えば豚丼なのですが、

  • 味の予測ができていること
  • 山口でも食べるところがあること
  • 単価が思いのほか高いこと
  • その割にやたらとお客様が並んでいること

から、インディアンカレーにすることにします。

 

食後はおとなしくおびひろ動物園に入園です。

会いたいのはホッキョクグマのアイラさんぐらいでしょうか。

 

一応見てまわろって感じで見つけたアイドルは、キタキツネとエゾタヌキです。

一通り園内をめぐりますが、寒冷地での行動が響いたのか眠たくなったので、早々に車内に戻り、仮眠です。

 

16時30分に嫁を回収し、レンタカーに給油し余裕で17時に返却です。

17時48分発の特急に飛び乗り、札幌を目指します。

札幌着は19時25分でホテルにチェックインします。

今日の夕食は、ホテル近くの居酒屋「活食・隠れ酒蔵かけはし 北二条店」で、海の幸・山の幸を堪能します。

 

今日から3連泊するホテルはリッチモンドホテルです。

特に夜も出歩くことなく、洗濯だけを済ませて就寝です。

コメント
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