たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺のイカ釣り日記 Season6.3 第1期萩沖海戦

2024年10月20日 07時07分09秒 | 水辺の人

ティップが走る

 

9月某日

いつもの如く、某無料動画サイトを見ていると、「ティップラン」という釣り方について紹介する動画がありまして、ちょっと拝見してみます。

まぁ、簡単に言えばボート(船)から行うアオリイカ狙いのエギングとのこと。

 

エギング、苦手なのよ・・・

 

何が苦手かと言うと、キャストしてエギ(餌木)が着底するまでに時間・・・

イラつくほど長いし・・・

そんな苦手な釣法ですし、一応、道具は持っているものの14年ぐらい触ってもいません。

で、「ティップラン」

よくよく動画を見ると、専用の重いエギを用い、スコーーンと沈めるので、苦手としている待ち時間が短く、繊細な当たりを捉えるためゲーム性が高いとのことです。

 

これは、行かねば!!

 

ということで、安物ロッドを入手し、手近な萩市の遊漁船を予約して行ってみることとします。

 

10月11日(金) 17:40

今回お世話になるのは萩市の遊漁船「NOISE」さん。

萩市の卸売市場の近くから出船です。

この日のお客様は3名様。

ほぼ素人の俺を除き、「強者」のご様子です。

 

ここで「ティップラン」について少し説明を加えておきます。

専用のエギとロッドを使い、水深20~60mのアオリイカを狙います。

1 船を風に流し(=ドテラ流し)ながら、エギを投入、着底したら5~10回しゃくり上げる。

2 しゃくったらエギを止め、10~20秒待つ。当たりは大抵、止めている時に来る。曲がっているロッドティップが跳ね上がるか、引き込まれるか。

ティップが走るから「ティップラン」とのこと。

 

3 当たりがなければ、そこからフリーで落とし、再びしゃくり上げ、再び停止。

4 2回ほど落として当たりがなければ、エギを回収して落としなおす。

 

うん、割と簡単。

 

エギは3号から3.5号。

そこそこ重いし、それでも底が取れなかったらエギにマスクシンカーという追加シンカーを付けるので、勝負が速い訳です。

 

今日のタックルは、

ロッド:CrazyOcean   OCEANBEAM TR OBTR-511M

リール:ダイワ  レブロス3000D-C

ライン:PE0.6号+フロロ2.5号2m

エギ:量販店で適当に買ったヤツ(TR用)×6個

ロッドは「価格.com」で一番人気だったヤツです。(割とお手軽価格)

 

ちなみにだ・・・

混同しがちなので一応言っておきたいのだが、

1 ボートエギング

ボートから投げ、通常のエギングをすること。

 

2 船アオリ

瀬戸内海、明石海峡等で流行っている「中錘式エギング」

アシスト工房の和田氏が考案したリグ(通称「和田式」)が有名です。

オモリグに似ているが、エギの動かし方等が異なるようです。

一度、日本海でも試してみたい釣法です。

 

今回はティップラン「修行」が目的であるため、ティップランロッド1本のみ持ち込みとします。

 

17時50分に出港し、30分程で萩市沖合の櫃島沿岸へ向かいます。

 

船足が速いので超快適!!

早速、見よう見まねで実釣です。

が、中々潮が動かず、不調です。

 

それでも船内でポツポツ釣れ始め、俺もほぼまぐれの空合せで1杯ゲットです。

 

ここで思わぬ誤算が・・・

秋のこの時期だと小型のアオリイカ(通称「コロッケ」)が多いだろうと考え、小さいクーラーボックス(10.5L)を持ってきたのですが、なんか釣れてくるアオリイカがデカい・・・

 

平均で700g程でしょうか?

NOISEさんは釣れたイカを活間で生かし、帰港後に乗船者で適当に分けます。

よって、サボってたら怒られそうなので、割と真面目に釣りをします(笑)

強者達には後れを取っていますが、2,3杯と数を稼いでいきます。

 

実はこの頃は明確な当たりが分からず、怪しいティップ動きは全て合わせまくっています。

しかし、中盤で櫃島から相島(多分・・・)沿岸まで移動した後は、無事「覚醒」し、当たりを捉えることができるようになります。

これは気持ちいい!!

合わせの時、頭の中で「シャキーーン」と、音がします。

 

相島沿岸ではケンサキ1杯、スルメイカ1杯を含め12杯を釣りあげます。

アオリイカも大型では840g、船中最高では930gです。

 

実釣時間も後半、リールから異音が・・・

どおやら性能を超えてシャクリ&イカ大量ゲットにより、ハンドル軸に負荷が掛かってしまい、どこかの部品が破損した模様です。

今のところ一応、回せば回るので、とりあえず釣りを続け、22時45分に納竿となります。

 

小型のアオリイカは沖漬けにしてもらい、大型はジプロックに入れてクーラーに・・・

もう、限界パンパンです(笑)

 

もう、クーラーの大きさと質量が嚙み合わず、脳がバグるぐらいの超重力クーラーを持って帰宅の途につきます。

コメント
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