1%の異端者たちへ
現在使用しているデジタル一眼カメラはPENTAX KP、K-70、K-r(発売が新しい順)なのですが、この内、K-rは内蔵電池がすでに死んでおり電池交換の度に日付設定が必要な状態、K-70はシャッターが不安定で時折(それも結構な頻度で)意識を失う(=フリーズ)する状態と、問題が山積みです。
共に直すに直せない、いえ、正確に言えば
直すなら新しい本体を買う方が安い
状況ですので、実質、本格的稼働ができるのがKPのみということになります。
たちまち、予備機またはグレードアップも検討しなければいけない時期ではあるのですが、今回はそのお話しです。
まず・・・
グレードアップするに当たり、道が2つ有ります。
1つは、「フルサイズ」の「K-1Ⅱ」
2つは、販売間近の「APS-C」フラッグシップ機「K-3MarkⅢ」
さらに超高い「中盤」の「645Z」というのがありますが、これは安い軽自動車が買えるぐらいの価格帯なので、選考対象に入ることもなく却下です。
です。
えっと、まずは「フルサイズ」と「APS-C」について説明しておきますが、ザックリ言うと「センサーの大きさで、センサーが大きい程高画質」ということです。
「フルサイズ」とはフィルム時代の35mmを基準としたセンサーサイズで、高画質のカメラに採用されており、画質はメッチャ良いです。デメリットとしてはカメラ本体が大きくなり、重たくなることと、お値段がまあまあ高くなります。
「APS-C」はフルサイズほど大きくはないですが、「そこそこ」のセンサーサイズで、画質も「そこそこ」です。
その分「フルサイズ」に比べ本体を小さく、軽くできますが、画質は、まぁ、言っても「そこそこ」なのです。
難しく言えばボケがどうこうとか、明るさがどうこうとかあるのですが、そこら辺をひっくるめて、画質で言えば「フルサイズ」>「APS-C」な訳です。
単純な比較にはなりませんが、一般的なスマホのカメラセンサーが1/2.3というサイズなのですが、APS-Cが13倍、フルサイズが30倍の面積らしいです。
PENTAXという会社(正確には(株)RICOH IMAGING)はこの「APS-C」が得意なのですが、その中でも今回、メッチャいい「APS-C機」が発売される事になったものです。
で、気になるお値段ですが・・・
「K-1Ⅱ」が19万円(実売)
「K-3MarkⅢ」が30万円弱(予測)
ちなみに俺の「KP」が8万5千円(実売)
いやいやいや
高いし・・・!!
安め(?)の「K-1Ⅱ」でも「KP」2台買えるし・・・
「K-3MarkⅢ」に至ってはKPが3台・・・
いや、「KP」が1台と、「K-1Ⅱ」が1台買えるという値段設定です。
さらに言うと、手持ちのレンズはすべてDAレンズといい、フルサイズには適合しておらず、「K-1Ⅱ」を使いこなそうとすると、FAレンズ群を新たに買い直さなければならなくなります。
そこまでするなら、潔くCANONに戻るという手もあるのですが、今のレンズ群が無駄になるのは変わりなく、投資効率を考えるとPENTAXでAPS-Cの道を進むのが王道といえます。
では、今後どうするか?
熟慮の結果、
「KPをもう1台買う」
という判断に至りました。
ただし・・・
普通にKP買うだけでは芸がないということで、
「KP J Limited」を購入することとします。
J LimitedはKPに厳選したパーツを追加した機体です。
「1%でいいので、熱烈に支持してあいしてくれるユーザーが存在してくれるなら、その為に造ろう」と言うのがメーカーの謳い文句です。
その分、価格は1.5倍と高いわけですが、そこはそれ、変態的なPENTAX使いはそんな価格差は何とも思いません。
選んだのは2種類有る「J limited」の内、ちょっと地味な「Dark Night Navy」です。
なんでも『受注生産』らしいですよ・・・
そんなこんなで12月12日には納品予定です。
にしてもだ・・・
RICOH IMAGINGのJ limited特設ホームページを読み進めると
「来たれ1%er We are the Mavericks」
とありますが、デジタル一眼のシェアーを考えると
PENTAXユーザー全体でも十分「異端者」=「変態」ですよ。