たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

石川県輪島市災害派遣で、どきどきキャンプvol.3

2024年04月01日 03時31分50秒 | 日記

割と大変なシステム構築

 

3月15日(金)

早朝からトイレに行きます。

全国からかき集められたペットボトルの何割かが、こうしてトイレの水洗代わりに使われているとは・・・

と考えながら、用を足します。

 

朝食はパンとカップスープ

 

割といけます。

 

今日から本格始動ですが、「始動」といいつつ二次調査隊も初めての内容で、戸惑っている模様です。

さらに運営サイドも混乱しています。

なんせ、マニュアル作りから始めるわけですから。

とりあえず関係各県担当者、そして俺でシステム構築を開始します。

 

が、ここから、無用の戦いが始まることになります。

 

まず、「従来様式、バグが多いよ問題」

二次調査の結果入力票は、熊本震災当時の物を基本としたExcelでの表計算なのですが、総務省のマニュアルと計算式が合致していません。

故に正しい数値が出てこないのです。

 

2 「様式新しくしても、古い様式で入力されてるよ問題」

次に日々、バグ取りが終わった新バージョンの様式を調査班に渡しても、旧様式から計算式ごとコピペするので、結局数値が逢わなくなります。

 

初日はバグ取り&マニュアル製作に費やします。

 

そしてあっという間に夕方です。

17時過ぎまで、ああでもない、こうでもないと検討を続け、時間が来れば宿泊拠点に戻ってきます。

 

そして、今日も親子丼とカップ味噌汁の夕食を平らげ、チョロチョロしか出ないシャワーのみ浴びて、組み立てベッドに横になります。

 

 

翌日

3月16日(土)も昨日と同様のルーティーンです。

この日の夕方、同じ班の方が少し遅くなると言うので、待つ間、街を見ておくこととします。

市役所通りから海に向かえば、有名な朝市があった場所です。

 

何ヶ所か倒壊した家屋により道がふさがれており、遠回りしつつ朝市通りを目指します。

 

 

輪島市に到着し3日目ということで倒壊した家屋も見慣れてきてるはずなのに、ここまで倒壊した家々を見るとやはり心が痛みます。

朝市通りは火災で丸々消失しています。

ニュースで何回も見ましたし、分かってはいるのですが、その惨状を見ると自然と涙がこぼれる程です。

 

泣きながら写真を撮っていると、何処かのテレビ局と某全国新聞の取材陣に横顔を抜かれます。

インタビューなんか絶対に答えられないので、急いで現場を離脱します。

 

市役所に戻り、作業の終了した方々と宿泊拠点に戻ります。

 

夕食は軽くカップラーメンで済ませ、今日は早々に寝ることにします。


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