内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

夏休み日記⑲ 一つ一つ生活に必要な物を揃えていく

2014-08-22 09:25:38 | 雑感

 昨日の午前中は、前日夜に日本からフランクフルト経由でストラスブールに到着した留学生の大学宿舎入居手続きに付き添う。
 宿舎はまだ本格的な入居開始前で閑散としていたが、受付窓口には何人か学生たちや彼らの付き添い者が並んでいた。窓口の担当者もまだ学生アルバイトとおぼしき若い女性たちが大半で、その対応には覚束ないところがある。そのせいで二つの建物の間を行き来させられたが、無事必要な支払いを済ませ、部屋の鍵を受け取ることができた。部屋はまあまあ綺麗であり、窓の正面にはかなり離れたところに別の宿舎があるだけで、空が大きく広がり、正面の建物の右手にはカテドラルも見える。まずまずの住環境と言うべきか。しかし、インターネットの接続に関しては、まだ新年度用の受付頁が CROUS de Strasbourg のサイト上にアップされておらず、差し当たりは待つしかない。ストラスブール中央駅前のホテルに預けておいたスーツケースを取りに帰り、中央駅からまた路面電車で宿舎に戻るところまで同行して別れる。
 午後二時に大学人事課に書類のサインのために立ち寄る。手続きは十分ほどで済んだので、仕事机の上に置く電気スタンドを探しに市の中心部に引き返す。ところが、そもそもまともな品揃えがある店が見つからない。仕方なしにインテリア用の小物を扱う店に置いてあった小さなスタンドでとりあえず我慢することにする。作りはまあまあしっかりしている。デザインは極普通。ただ、仕事用としては機能性に欠ける。
 七月十七日に越してきて四日後の二十一日には日本に発ち、戻ってきたのが一昨日。引っ越し後の生活の立ち上げが中断したままであり、しかもまったく家具も台所設備もないアパートであるから、まだ足りないものだらけ。しかし、もう当分引っ越す気はないから、慌てずに、ゆっくりと、一つ一つ必要な物を買い揃えていこう。