内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

夏休み日記㉑ ストラスブール市営プール通年フリーパス購入

2014-08-24 06:03:59 | 雑感

 六月にストラスブールに来た時にすでに二回利用しているので、まったく初めてではないのであるが、アパートから徒歩五、六分のところにある最寄りの最新設備の市営プールを昨日から本格的に利用し始めた。昨日の誕生日を記念して市営プール共通の通年フリーパスを購入した。133€(約18300円)也。これで一年間いつでも回数・時間制限なしにどの市営プールも利用できるようになった。最寄りのプールは、二年前に全面改装されたばかりで、環境・設備ともに抜群である。日本ではおそらく例がない北欧タイプの屋外プールで、屋外であるにもかかわらず通年オープンしている。ストラスブールの冬は寒い。真冬には気温がマイナス十度くらいまで下がることがある。それにもかかわらず通年オープンということは、おそらく冬場は水温を高めに設定するのだろう。しかも、更衣室から外気に触れずに、まず室内で全身を温水に浸してから外のプールに直接出られるような構造になっている。この構造は、ストラスブールから車で五十分ほどで行けるドイツのバーデン・バーデンカラカラ浴場の構造と同じである。こちらの浴場にはかつてストラスブールに暮らしていた時には時々行っていた。確かに真冬でも一旦肩まで温水に体を沈めてから外に出れば寒くない。今から楽しみである。
 それにしてもこの夏のフランスの寒さは悲しい。いくら日本で酷暑をたっぷり味わったからといって、ここまで寒いと、あの照りつける太陽が恋しくなる。ここのところ日中の最高気温は二十度前後で、昨日などは午前中から夕刻にかけて雨が秋の長雨のようにしとしと降り続けていた。もう夏の陽射しは帰って来ないのであろうか。