新千歳空港でこの記事を書いています。後一時間ほどで20時30分発羽田行のANA便に搭乗します。
昨晩は、まず「たりき」という、その日手に入った食材を使って家庭的なお晩菜を出してくれるお店で食べました。先輩友人はその店を二人で切り盛りする親子と親しく、まるで友人の友人の家庭を訪ねたような気楽さで、酒肴をつまみながら、酒盃を重ねつつ、四人で歓談しながらの夕食で、すっかりくつろぎました。大学生と思しき八人組が騒々しく入ってきたところで、私たちは店を出て、二軒目のワインバーへと向いました。 このワインバーの名前は「La vigne」(葡萄の樹)。六人座ればいっぱいのカウンターに座り、若き女性店主と見習いイケメン青年とおしゃべりしながら、南西フランス産ワインを二人で一本空けました。
今朝はもうのんびりしたいという私の希望で、十時にホテルで待ち合わせ。朝方降っていた小雨も上がり、ブラブラと旭川市内を先輩友人の案内で散歩しました。宮沢賢治の「旭川。」という詩が彫られた石碑までまず足を運び、常磐公園内で休憩。旭川中央図書館の二階で旭山動物園の成り立ちから現在までを新聞記事・写真・図表・絵本などを使って辿った展示を見学。先輩友人が教員として37年間勤務した北海道教育大学旭川分校内で発見されたアイヌの遺跡について彼の解説を聴き、分校の通りを挟んだ向かいにある川村カ子トアイヌ記念館を見学し終えたところでお昼前。分校近くの「普通に美味しい」ラーメン屋で二人とも野菜入りラーメンを注文。とても普通に美味しかった。
先輩友人の午後は先輩友人の自宅で休憩しながら、奥さんも一緒におしゃべり。とにかく三人でよく笑いました。
午後四時、この三日間の歓待を謝し、再会を期し、電話で呼んでもらったタクシーに乗り、また降り始めた雨の中、旭川駅に向いました。
本当に心から楽しめたこの四泊五日でした。今回の北海道友人訪問を私は一生忘れることはないと思います。