昨日の好天と打って変わって、今朝方から冷たい雨が降っている。
野菜の苗を植えた後の恵みの雨であるが、やや気温が低いのが気になる。
昨日は初夏のような陽気になり、近所の農家では苗代の保温シートをは外して風を入れていた。
苗も順調に育って、田植えを待っている。
この集落でも田植えが始まったが、冷たい雨で出鼻をくじかれた。
近所の老夫婦も昨日は田植え機を使って植え付けを始めていたが、3日ほど掛かるとのことだった。
おばあさんが苗を運び、おじいさんが田植え機に装着して、4条ずつ植えていく。
この集落でも農業の担い手は高齢者で、息の合ったコンビで機械の助けを借りながら米つくりが進められている。
後継者がいない家で一方が出来なくなれば、続ける気力も体力も失せるようで、毎年耕作を放棄する田が増えていく。
厳しい状況であるが、これが過疎高齢化が進む山里の現実でもある。