立秋の今日は、ここ数日の猛暑に比べるといくらか暑さも和らぎ、部屋を通り抜ける風も心なし涼しい。
稲は穂孕(ほばらみ)期に入り、茎の中で穂が成長して膨らんでいる。
稲の長さも90センチほどに成長して、間もなく出穂(しゅっすい)の時期を迎える。
間断灌漑を続けてきたが、今は稲が水を必要とするので水管理が大切な時期である。
この時期の稲は独特の香りを出すので、それに誘われてイノシシが侵入してくるとも言われるので警戒が欠かせない。
田んぼの回りはトタンで囲ってあるが、イノシシが入り易い場所は更に網を張って守りを固めた。
畑も深夜放送を大音響で流して侵入を防いでいたが、今朝はトマトとウリが食べられていた。
いずれも1個でずつなので、様子を見に来た1匹が恐る恐る食べて行ったような状況がうかがえる。
仲間に大声だけで人間はいないと伝えたら一たまりもないので、畑の回りに網を張った。
毎年山側が支柱を倒されたり、網を噛み切られたりするのでトタンと支柱を太くして強化した。
野生動物は学習しながら攻めてくるので、それ以上の作戦を立てないと守りきるのが難しい。
今日は、ユキと子猫たちが初顔合わせをした。
日ごろユキは家の東側の軒下の小屋に居り、猫たちは西側の土間にいるので、今まで出合ったことはない。
散歩から帰ってきたところで、土間の出入り口から猫たちが様子を窺っていた。
その内の1匹が、何を思ったのかユキに接近してきた。
視力の弱いユキは嗅覚で相手を察知したようだが、いつものようなファイティングポーズを取らない。
あろうことに、子猫はユキのお腹に潜って、乳房を捜して飲もうとしている。
まだ乳離れして間もない子猫の行動に、ユキも母性本能をくすぐられたのか、満更でもない表情をしていた。
お互いに敵対行動を取らなかったので一安心したが、放し飼いの子猫たちと、これからどんな付き合いをしていくのだろうか。
おっぱいは出ないが、ユキが里親代わりになってくれたら嬉しいのだが・・・