名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

稲の穂が出揃って受粉活動が真っ盛り

2012年08月19日 | セカンドルーム

 

今日の飛騨地方の天気は晴れ時々曇りで、久しぶりに安定した夏日和となった。
西方向の白山上空に積乱雲が現れたが、こちらへ近づく前に消えていった。


東の乗鞍岳上空の雲は厚かったが、こちらまで掛かることもなく雷雲の発生もなかった。
好天に恵まれて稲は順調に育ち、冷たい水が当たる水口以外の穂が出揃い、受粉活動が盛んに行われている。


稲の花が咲いているのは午前中の2時間ほどで、全部が咲き終わるのに1週間ほど掛かる。
この間の低温や日照不足、水不足は、雌しべの受精活動が低下して不稔籾が増えるので、農家はこの時期の天気に一喜一憂する。

稲に紛れ込んで取り残したタベ(ヒエ)が穂を出すので、その都度取り除いているが次々に出てくるので際限がない。


穂は稲に比べれば明らかに違うが、茎や葉はそっくりなので、穂が出る前に全てを取り除くのは難しい。
午前中は受粉中の花を傷つけるので、午後の炎天下で一抱えほどのタベを抜き取った。
あと1ヶ月もすれば、緑の田んぼが黄金色に変わり待望の取入れが始まる。
天気もさることながら、稔った稲穂を狙って来るイノシシの警戒や、病害虫の発生の心配など、まだまだ気を抜けない日が続く。

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