名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

オリンピック男子サッカーを観戦し、孫と遊び、締めくくりは二元展の絵画鑑賞

2012年08月11日 | セカンドルーム

 毎日新聞より転載


今日も未明に起きて、男子サッカーの3位決定戦を見たが、残念ながら韓国に完敗した。
なでしこが、体力や体格に勝るアメリカと互角に渡り合って惜敗した時は、残念だったが心から善戦を讃える気持ちになれた。
男子サッカーは44年ぶりのメダルを逃して残念でならないが、見たくもないゴールを2本も見せられ、悔しさだけがいつまでも尾を引いている。
実力は互角と言われていたが、点を取りに行く執念では格段の差があったように思う。
勝てば兵役免除をはじめ数々のインセンティブが、韓国選手を死に物狂いに奮い立たせたことだろう。
折りしも韓国大統領が、領有権で対立している竹島に上陸を強行した。
体を張った大統領の行動に、韓国の選手もサポーターも、負けじと宿敵日本に襲い掛かってきた。
わが政権はなす術もなく、「極めて遺憾」の常用句だけが虚しく聞こえてくるだけだ。
政治とスポーツは切り離して考えなくてはならないが、オリンピックは参加して楽しむだけではないことが世界の趨勢になっている。
なでしこは銀メダル獲得で、帰国便がビジネスクラスに格上げしたと報じていたが、何だかいじましいご褒美で笑えてしまった。
オリンピックや高校野球で盛り上がっている中で、国民の支持を得られないまま消費増税法が、どさくさ紛れに成立した。
将来の社会保障の安定のために増税は止むを得ないが、その前に議員や公務員の身を切る改革や公共事業の削減の具体策が示されないまま野党と組んで法案を通すようでは、次の衆院選で自民も民主も国民の支持を失うだろう。
純粋にスポーツ観戦を楽しむつもりが、負けた悔しさが手伝って、政治がらみで八つ当たりをしてしまった。

二日間泊りがけで遊びに来ていた孫を連れて、ウルトラマンショーを見てきた。
耐え難い暑さであったが、子供たちは大はしゃぎで食い入るように引き込まれ握手などして楽しんでいた。
疲れを知らない5歳と3歳の男の子はいつも動き回っているので、目を離せないし追いかけるだけで疲れてしまう。


週末の締めくくりは、愛知県美術館で開催中の二元展を見てきた。
毎年この時期に開催される展覧会に、学生時代の友人が出展しているので、機会がある毎に見に行っている。


画題は「Dr・Tの日常」とつけてあったが、激しく燃える赤は何かを訴えているように感じた。
作者の意図は分からないが、我々世代は医療者と思しき人たちに手に委ねられた、まな板の上の鯉であると言っているようだ。
暑くて慌しい名古屋の3日間を過ごして、明日は涼しい高山へUターンする予定。

コメント (6)
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