今朝も霜が降りる寒い朝だった。
時折のぞく太陽は、春の暖かさを届けてくれるが、陰ると冬の寒さに戻る。
ユキ(柴犬)のブラッシングをしていて、瞼にマダニが噛み付いているのを見つけた。
まだ1ミリほどの大きさのダニは、皮膚に深く食い込んでいるので、取り除くのに苦労した。
嫌がるユキを抱きかかえて、親指と人差し指の爪でつまんで、ようやく引き剥がした。
毎年春から初夏にかけてやって来る厄介者が、早くも出没する時期になった。
草むらへ入るし庭で寝そっべっているので、難なく取り付かれてしまう。
今まではあまり気にしなかったが、殺人ウイルスを媒介することを知ったので、用心しなければならない。
さっそくダニ除け薬を、背中の3ヶ所に滴下して防御した。
冬眠をしていたイモリが穴から出て動き始め、家具の裏や戸の隙間にいたカメムが、部屋でウォーミングアップをしては外へ飛んでいく。
暖かい日が続くと、青大将が玄関先で日向ぼっこをしていて肝を冷やすことがあったが、そんな日も間近だ。
春を告げるのは、花や山菜、野鳥のさえずりだけならいいのだが、歓迎せざる客も出入りする。