名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

円空仏の着色

2015年03月24日 | 趣味


今日も北西の風が強く、寒い一日だった。
先週は公園の噴水が心地よく映ったが、
今日は寒々と感じる。


夕方に見た下弦の月も、冬のように冴え渡っていた。
この寒気も明日には抜けて、また春の陽気が戻ってくるようだ。





先日完成した薬師如来像に、着色を施した。
白木のままでもいいが、汚れや日焼けが
気になるので、表面処理をする人が多い。

先日の教室で、アクリル絵の具や墨汁を
使った塗装法を教わった。
靴墨を刷り込んで、独特の雰囲気を出している
先輩もいた。

円空仏はお寺や農家で、長期間囲炉裏や
線香の煙に燻されて、独特の味わいを出している。



そんな古代色の風合いを出そうと、サーモンと
一緒に燻製器で燻してみた。

煙の通りが一定しないのでムラができたり、
少し濃く染まり過ぎてしまった。

サーモンの油煙がしみて、時代を経た仏像の
しっとりとした光沢が出たが、燻製の香りが漂う円空仏になった。

今後は燻煙時間や、一緒に入れる食材を変えながら、
燻し具合を試してみたい。
コメント (2)
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