もと会社OB会「歴史探訪サークル」の例会で、
近江八幡へ行ってきた。
近江商人のルーツである古い町並みを歩き、当時隆盛を誇った
豪商達の旧宅や家財、商売道具の数々を見て歩いた。
古い町並みとは対照的に、異国情緒が漂う洋風建築も
町のあちこちに点在している。
明治38年に英語教師として来日した、ウイリアム・ヴォーリズが
建築設計に携わった建物が保存され、一部公開されている。
彼は近江兄弟社を設立し、メンソレータムや病院、学校など
多岐にわたる社会事業を展開した。
豊臣秀吉の甥秀次が築城した八幡城址に登り、
琵琶湖や近江八幡の眺望を楽しんだ。
城を守る八幡堀を、秀次は運河として利用し、
楽座楽市を開いて近江商人発展の原動力にした。
昼食は、八幡堀畔の老舗料亭「喜兵衛」で、郷土料理の
鯉の甘露煮や小鮎の佃煮、近江牛のローストビーフなどに舌鼓をうった。
↑ 近江商人の守護神・日牟礼八幡宮
近江商人の歴史を訪ねる旅は、風の冷たい一日だったが、
よく食べよく歩き、15人全員が無事に名古屋へ戻った。