今朝はようやく冬らしい冷え込みになり、いつもの空気と違っていた。
昼間も日差しがなく、たまに薄日が差しても肌寒い。
ようやく午後遅くに青空が広がったが、風は相変わらず冷たい。
朝鮮日報のオンライン版社説を読んでいたら、「朴槿恵政権の中国重視外交のツケ、誰が責任を取るのか」のタイトルで、北朝鮮水爆実験に関する政権の無力ぶりを追求している。
記事の一部を要約すると、水爆問題で韓国の国防相がホットライン会談を要請したが、中国は何の回答もしていない。
朴大統領は核実験が行われた翌日、日米両国首脳と相次いで電話会談を行ったが、中国の習近平主席は未だに、韓国側の要請に応じようとしない。
中国の態度は、外交関係の常識に大きく反すると言わざるを得ないし、昨年9月、朴大統領は中国で行われた戦勝節記念行事に出席し、韓中関係は大きく好転したが、今回完全に無為に帰してしまった。
尹長官は昨年7月、当時の韓中関係について「歴史上で最高」と語り「米中双方からラブコールを受けるのは祝福だ」とも発言した。
ところが実際に危機的状況に直面すると、韓国と中国の間には越えられない大きな壁がある事実があらためて突き付けられた。
外交政策の責任者が「歴史上で最高」と自慢げに語った言葉が、わずか数カ月後にはむなしい戯言になってしまったのだ。
今の状況が外交政策の失敗なら、その担当者を交代させ、もし大統領の間違いなら、自ら国民に説明すべきだ。と、なかば自虐的な表現で論じている。
中国のしたたかな外交に翻弄される様子が、政権寄りの新聞記事から伝わってくるが、二又外交で双方から信頼が得られないのは自明の理で、今更あたふたするのはおかしい。