↑大須演芸場
朝の散歩は近場を歩いてきたが、空気がひんやりとして寒かった。
工事現場の朝は早く、タワークレーンが巨大な部材を吊り上げている。
納屋橋再開発のマンション棟は、隣のビルを追い越しそうな勢いで伸びている。
御園座共同ビルも地下工事から地表へ移り、鉄骨や鉄筋が何本も現れた。
↑大須観音
↑大須商店街
午後は、もと会社OB会サークルの例会で、大須演芸場へ行ってきた。
この地方唯一の常打ち寄席であったが、経営難でしばらく閉館されていたが、昨年の秋に経営者が代わり、耐震構造に改築されて再開された。
↑きれいになった客席
月のうち1日から10日までが常席で、残りは貸し席として営業をしている。
今日は千秋楽のせいか、新生演芸場効果なのか、入りは5~60人でまずまずのようだ。
出し物は落語や漫才、曲芸など寄席の定番で、寄席囃子はCDであったが、大衆芸能の雰囲気を楽しめた。
トリをつとめた真打ち入船亭扇遊の芸はさすがで、思わず頬がゆるんだり、大笑いで涙が出たりと、最後まで巧みな話芸に引き込まれた。
芸どころ名古屋と言われているが、東京や大阪のように寄席文化が根付いていない。
低俗なお笑いが幅をきかせる昨今であるが、新生大須演芸場が発展することを期待したい。