
夜明け前に雨が上がり、風もおさまり
朝の陽射しがまぶしかった。

木曜日は円空彫刻の稽古日で、荒子観音寺の
教室で過ごした。

来月行われる作品展で、千面菩薩の彫刻体験が行われる。
その時に使う教材は、予め胴体部分は彫っておき、受講者は
目と口、鼻を彫って小さな千面菩薩像を完成させる。

↑円空学会編「円空研究1」より
荒子観音寺には、最小3センチからの千面菩薩1100余体が
客殿に安置されている。

千面菩薩は、円空仏の中でも素朴で簡素な彫り方ゆえに、
模刻をする上での難しさがある。
円空仏彫刻の基本的要素が詰まっているので、会員は教材作りや、
お土産用の千面菩薩制作にいつも取り組んでいる。