朝のうちは冬晴れの空が広がっていたが、午後からは陽射しが
閉ざされる時間が多く、寒い日曜日だった。
以前に作った青面金剛神像の彫り直しに取り掛かった。
下呂温泉合掌村の「円空館」で見た像は、三面三眼で足元に三猿が
下呂温泉合掌村の「円空館」で見た像は、三面三眼で足元に三猿が
居る異形の像で、庚申講の本尊として祀られていた。
3月の作品展に出す予定で、気になる部分を彫り直すことにした。
3月の作品展に出す予定で、気になる部分を彫り直すことにした。
胴体の両横を肩からばっさりと削り落とし、胸から足元への
くびれを深くして、全体を細身にしていく。
顔も胴体とバランスを取るために、正面の顔を削ぎ落として
薄くした。
両側の顔も、正面の顔に合わせて、顎から首へかけてのラインを
削りながら形を整えた。
あとは衣のひだや衣紋の形を作り、最後に正面の顔を彫れば
リメイクが終わる。
前より良くなったかどうかは、完成しないと分からない。