朝から北風が強く吹き、風冷えの一日だった。
時々陽射しもあったが、北風に乗って黒い雲が流れ込み
風が一層冷たく感じる。
丸善で本を買って早々に家に戻った。
直木賞受賞「ともぐい」は、吉村昭の「羆嵐」と背景が似ている
ので興味を持っていた。
もう1冊は好きな作家の文庫本化されたばかりの本で、平積みの
タイトルに見覚えがあったが手が出てしまった。
家で読み始めると、登場人物などで以前読んだ記憶が断片的に
戻ってきた。
20年ほど前に単行本で出版された時に読んだようだ。
ストーリーや結末は記憶がないので、読み進むことにした。
最近はこんなケースが増えてきた。