今朝も青空が広がっていたが、放射冷却の影響で空気が冷たく
底冷えがした。
外出予定がないので、家で本を読んだり彫刻をしたりして
終日家で過ごした。
先日の続きで青面金剛神像のリメイクをしている。
青面金剛神は庚申講の本尊で人間の体内にいる虫が庚申の日に、
人の悪事を天に報告し、その人は寿命を縮めるという。
そのため虫が活動する庚申の夜は眠らないで、青面金剛神を祀って
祈りをし、夜通し酒宴を行うという風習が江戸時代に広まった。
円空は各地の庚申堂や個人宅にいろいろな形の青面金剛神
を残している。
下呂温泉合掌村円空館に展示されている像は、下呂の今井家に
伝わる青面金剛神である。
異形の像には様々な言い伝えがあり、伝説と史実の狭間を
紐解きながら模刻を楽しんでいる。