旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ノートルダムが焼けてからはじめてのパリ

2019-05-26 17:00:00 | フランス
今日あるモノが明日もあるとは限らない。ノートルダムの尖塔は焼失していた↓

ニュース画像でそれを知ってはいても、自分の目で見るとなんとも言えない気持ちになる。
周囲はまだまだ近づけない↓

ファサードや外壁が倒壊しなかったことは不幸中の幸いではある。
**
午後一時前、TGVでパリ・リヨン駅に到着

セーヌを渡る時、ベルシー地区(写真左手)とフランス国立図書館(右手)が見えた↓

※順不同
↓凱旋門はナポレオンの栄光を記念するために建設されたが彼が生きているうちに完成しなかった
↓セント・ヘレナ島から返還された遺体がこの下に一夜安置された

↓アンヴァリッドはルイ14世が建設させた傷病兵のための施設
↓後ろに見える金色のドームの下にナポレオンガ埋葬されている

↓ギメー美術館は東洋古美術のコレクションでは世界屈指

↑前の広場に立つ騎馬層はアメリカのワシントン
↓オペラ座

★ルーブル美術館は何度来ても見るべきものにあふれている

一度、二度、何度も見ているものでも新しい発見がある
↓ミケランジェロ作の「奴隷」

十日ほど前にフィレンツェのアカデミア美術館でも同じくミケランジェロの「奴隷」を見ていたので今回はその類似と相違が興味深かった。実際に両者を並べてみるような展覧会、やってくれないかなぁ。彫刻作品は移動させるのが難しいからなかなか実現しないだろうけれど。
↓アントニオ・カノーヴァ作「プシケとアモール」19世紀初頭の作品だが古代彫刻のレベルに達していると感じる。
↓「エルミタージュ美術館にも同じ作品がありますが、そちらの方は足が見えないように隠された構図になっているのです」とガイドさんが解説。
↓ペテルブルグにあったのを確かに覚えていたが、そうか、そういう違いがあったのか。8月に行く予定になっているので確認してみたい。

↓ヘルマアフロディーテは紀元前二世紀ごろの作品だがクッションだけは17世紀にベルニーニが製作したものだと知った

↑このクッション、ローマのボルゲーゼ美術館にあるカノーヴァ製作のパオリーナ(ポーリーヌ)のクッションを思い出させる。
カノーヴァも見ていたかしらん。

↓ピラミッド通りに立つ金色のジャンヌ・ダルク像、作者は明日訪れるモン・サン・ミッシェルの頂上に立つ聖天使ミッシェルの像を製作したのと同じ人物なんだそうな。知らなんだ。


***
今日のホテルは地下鉄三号線の北の終点にある。
五時過ぎにチェックインしてから、ご希望の方を地下鉄でオペラ座までご案内して、本日は終了



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ジュネーブからTGV「リリア」でパリへ

2019-05-26 11:00:13 | スイス
クリスチャン・ラクロアデザインの座席はカラフルでさすがフランス的↓だが…

けっして使いやすくはない。
座席の番号表示が実にわかりにくい↓

座席の間に示された数字で光がついているのが今回の座席番号。
それにしても、34?35?って
**後述いたします**

からりと晴れた朝、フランス領トアリーのホテルを出発しスイス領ジュネーブのコルナバン駅へ向かう

昨夜の夕食と今朝の朝食はホテルにつながっているレストランLEONこのチェーンレストランはムール貝が売りの店。旬にブリュッセルあたりでまた食べたいなぁ。

日曜の朝、ノンストップで国境を抜けてスイスへ入った。

フランス領からスイス領ジュネーブへ毎朝通勤しているひともたくさんいるのです

コルナバン駅近くの公園前でポーターとアシスタントさんと待ち合わせ

スーツケースはポーターが運び、我々は駅まで少し歩く。
幸い良いお天気。
それにしてもフランス語圏にはいったとたんに落書きがいっぱい↓

08:50駅に到着。TGVは09:41発なので少しだけ自由時間

ずいぶんひさしぶりに来たらきれいになっていた

↓こちら表玄関

こんな天気の良い日はジュネーブ旧市街の丘からレマン湖を見てゆっくりすごしたい。
またの機会に(^.^)

フランスへの列車は7番8番線から↓ここを過ぎると国境検問がある

ホームに出て入線を待つ。TGVは路線によって愛称があるこの線は「リリア」というのです。運営会社の名前でもあるそうな。

クリスチャン・ラクロアデザインの座席はカラフルでさすがフランス的↓だが…

けっして使いやすくはない。
座席の番号表示が実にわかりにくい↓

座席の間に示された数字で光がついているのが今回の座席番号。
それにしても、34?35?って
★昔のコンパートメント時代からの名残で二列でひとまとめとなっている
つまり、11~18で一列目と二列目の八席。21~28で三列目と四列目の八席。
途中に荷物置きがあって欠番になっていたりして、番号だけみても配置がうかばない。
乗ってみてから皆さんの座席を決めるのが最善。
今回は27名でも全員ひとつの車両に予約されていてよかった。
時々三つの車両に遠く分かれていたりしてあたふたすることがあるのだ。

座席は回転しない。
向い合せの座席はずっとそのまま。
日本の新幹線のように各座席にスーツケースを置けるような広さはまったく、ない。

↓スーツケースはポーターに運ばれて近くにぎっしり積み込まれていた

今回、途中の停車駅はひとつだけ。
この時に誰かが盗んでいかないように見張っておいたほうがよい…

09:41音もなく出発
街をでるとずっとなだらかな緑が続く

ランチボックスをあける

以前は幕の内弁当だったが漬物の香りが車両中にひろがってちょっと心配だったのだが、これならそういうこともない。

三時間ほど、あっという間
*****
パリ到着三十分ほどまえからやっと町になった

12:47パリ・リヨン駅到着

アシスタントさんは↑ホームまではいれなくなった
ポーターさんがスーツケースを全部降ろしたかを我々が確認しなくては↓


さぁ、パリの街へ出ていこう
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