毎年夏になると、なぜだかベンチャーズ(The Ventures)が聴きたくなる。非常にシンプルでありながら心地よいギターサウンド。ひさしぶりにHMVに行き、CDを買ってしまった。
あれは非常に暑かった大学1年頃だと思う。当時、手当たり次第いろんなジャンルの音楽を聴きまくっていた。そんなとき、たぶん弟がどこかから借りてきたベンチャーズのCDにたちまちショックを受けてしまい、それ以降、音楽のブームから完全に離れ、ずっとベンチャーズばかり聴いていた。電車に乗っていても、海水浴に来ても、そして勉強中も、ずっとウォークマン片手に。そんな体験のせいかもしれない。
今回買ったのは、1964年発表「ウォーク・ドント・ラン'64」。1曲目「ダイアモンド・ヘッド」の「テケテケ・・・・」というフレーズ、ハンガリー舞曲をカヴァーした「ラップ・シティ」、ラストの「白い渚のブルース」の甘美なギターサウンドなどなど・・・。いいねぇ、今聴いても楽しい。ただボーナストラックで全曲のモノラル版が収録されているのは余計じゃないか、と思うのですが、EMIさん?
今も日本で公演するという(たぶん)、不滅のバンド(メンバーは多少入れ替わっていると思いますが)、ザ・ベンチャーズ。今年も来日公演するのかな?