先月起きた、両親を殺害し、部屋を爆破させた事件。息子である加害少年の母親が内緒で預金を少年名義で用意していたことが明らかになった。この事実を取り調べで初めて知った少年は、知ることのなかった母親の愛情に初めて気づき、涙したという。
人の心を変えられるのはやはり人の持つ愛情なんだろうな、と思った。普段から両親に全く愛されていない、抑えつけられてばかりいる、という思いこみから、親に対するある種の諦め、どうせ俺なんて・・・という感情、そしてそんな親ならいっそのこと殺してしまえ・・・という心理状況へ変わっていったのではなかろうか。この少年も今は後悔しているようだ。しかし、凶行に走り、結果として殺めてしまった両親への罪悪感、これは一生持ち続けなければならない。だが、再び犯すことはないと思う。初めて母親の愛情を感じたのだから。
最近「スター・ウォーズ」の特別篇2編を続けてTVで観た。終盤、主人公ルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダー(ルークの父親)が対峙した場面で、ルークがこう語る。「あなたにぼくを殺せない、なぜなら、今あなたの中では善と悪が戦っているから」。かぶりを振って否定していたベイダーも最後には身を呈して悪の皇帝を奈落に突き落とす。これも、人間の持つ愛情が人の心を変えた結果であり、これによりダース・ベイダーも、かつてのルークの父、アナキン・スカイウォーカーに戻れたのだから。
前半はほとんどこのニュースソースそのまんまだったような気が・・・。