「いっぺん、東京スカイツリーに上ってみたいわね」
実家に帰ったある日、母がそんなことをいいだした。それがトリガーになって、今回はじめて東京スカイツリーに上ることになった。両親がともに8月生まれということもあって、遅まきながら二人への誕生日プレゼント(?)という結果にもなったわけで。
朝起きると、昨日までの真夏な感じから打って変わって大雨。雨音で予定よりずいぶん早く目が覚めてしまった。雨で外が見られなかったらどうしようか?TVでそんな様子を放映してたのを思い出した。
地下鉄で押上側から入るため、親とは途中の駅で合流することになっていた。出掛けにまたしても大雨だったので、傘を持っていく羽目になったが、両親は「早朝雨降ったけど出かけるときは晴れてたよ」傘はもちろん持っていなかった。
各駅停車だから4~50分はかかったか。地下鉄の改札を出て「東京ソラマチ」に入る。
お目当ての、東京スカイツリー!(注:これは別の場所から撮ったものですが)完成した姿を間近で見たのは初めてだという。
展望台に上る時間が近づいたので、ソラマチ4階の入口フロアに。また雨が降ってきた。
ネットで日時指定してチケットをとっていたから、当日券を待つ長蛇の列に並ばずとも、余裕(?)で入ることができる。ただ、カウンターで料金を見てに驚いた。日時指定だと当日券よりも高くなるなんて・・・!
エレベータ(天望シャトル)に乗って1分弱。
ドアが開くと、そこは天望デッキ。地上350メートルからみた東京の街が広がる。
錦糸町~湾岸方面をのぞむ。
その真下はこんな感じ。広い道路は浅草通り。
ここだけの話だが、足が少しだけ竦み、さらにつってしまった。
記念写真をとったり、遠く長野にいる弟家族に報告したり。2歳の上の姪が電話に出たらしく、「ソラカラちゃん(の人形)買ってくるよ~」なんて風に。
ここでさらに、もう一段上の「展望回廊」へ上るので、チケットを購入する。展望回廊へのチケットは、ここに来ないと買えない。
こちらのエレベーターは、窓が付けられていて外や天井の様子を見ることができる。
そして・・・
地上445メートルの「展望回廊」に着く。回廊というだけあって、展望用の通路がらせん状になっていて、少しづつ塔を上っていく。
浅草も、
都心の高層ビルも一望。
荒川と、葛西方面、遠くうっすらと千葉県を望む。このとき、日頃の行いが良かった(?)のか、上空は青空ものぞかせた。
そしてついに、地上451.2メートル、展望回廊の最高点に到達。
だけど人が多くて・・・。
ふと母が、「こうして(上から)見ていると、あんたが普段やっているアレみたいね」・・・アレって、「Nゲージ」のことですよね。自分もいい年こいた大人なので、否定する気はさらさらないが、やっぱりオモチャで遊んでるとしか思われてないみたい・・・。
展望回廊を1周して、再びエレベーターで345メートルの展望デッキまで降りる。このフロアにある「THE SKYTREE SHOP」で、
さっき話していた「ソラカラちゃん人形(ぬいぐるみ)」と「指人形」を購入。
↑これのこと
ソラカラちゃん人形はなぜか2つ。聞くと「姉妹で取り合いのケンカになっちゃうでしょ・・・」下の姪っ子はまだ4ヶ月(もうすぐ5ヶ月)なんだけどね。
精算を待っている間、外を見ていたら、ヘリコプターがほぼ目線と同じ高さを飛んでいる。
(写真は地上との比較をするためヘリがかなり上に位置しています)
フロアを1つ下りて、展望デッキの最下層(340メートル)へ。ここでは、なにやらみんな下を覗いている。
床にガラスがはめ込まれていて、そこから覗き込むと
鉄骨の機能美を見てもらうのが本来の趣旨のようだが、下に広がる街の小ささにおっかなびっくりな人も多かったようでして。
しかしまぁ、この子は熱心だなぁ(注:全然知らない子です)。
食事処はいくつかあるのだが、ランチタイムだったこともあり、どこも満員で、すぐに食事にありつけそうもない。下りてから食事しようということになったが、レストランやフードコートもやっぱり大混雑。待ってたら夕飯になっちゃうよ、というので、ソラマチから出て食事しようということに。結果的に、「とうきょうスカイツリー」駅に隣接する喫茶店でコーヒーとパスタをいただくことにした。
母が、あんたチケットだしなというので、何をするのかと思ったら、
テーブルに今回購入したチケットを全部並べて撮影。聞くと、右下の「ソラカラちゃん」がプリントされたチケットは希少価値があるのだというのだが、本当かどうかはわからない。
そのあとは外をぐるっと回って、涼しそうな噴水の前を通って
東武のリバイバルカラー8000系未更新車が止まっていたので、両親を差し置いて撮影。臨時列車できていたらしく、方向幕は「大宮←→ とうきょうスカイツリー」となっていた。
帰りも同じルートで帰宅。家に帰り着く直前、また大雨に降られた。ずーっと傘持ってて良かったなぁ、とふと思った。
しかしブログに起こすと、絶景と思う街並みも、ドットの集まりのようにしか見えないのは、アップできる写真サイズを考えると仕方ないかも。一度上られて実際にご覧になられることをおすすめしたい。